退魔の竜騎士と絆の巫女
たくさん。
用語等簡単補足
◯世界
ほぼ、現在の地球をイメージしてもらえればオッケー。
後から出てくるが、アフリカ大陸の遥か上空に、複数の国家が存在する巨大な浮遊大陸がある。
・〈想い〉の力
奇跡の力、願いの力、信念の力、補正、とも言う。不可能を可能にするもの。ただ、余程強い〈想い〉でなければ、それは発揮されない。
・退魔の力
【妖怪】【怪物】【化け物】に対し、認識・弱体化・浄化・封印・退治するために必要な力。〈想い〉の力も一応有効ではあるが、基本的に一時しのぎにしかならない。
守り神のような概念的で神聖な存在から特別に与えられた力で、神社の巫女等、一部の家系の者が有している。
・悪の組織——通称〈組織〉
創始者が絶対悪を体現しよう、と思い立って作り上げた組織。なぜそう思ったかは、また後で。
各大陸に一人ずつ幹部が存在しており、基本的に自分の担当区域外では手を出さない、とされている。
〈想い〉の力により、通常兵器では傷をつけられない生物兵器【魔獣】を生み出して暴れさせ、全世界を恐怖に陥れる。
・世界ヒーロー・ヒロイン連合——通称〈連合〉
〈組織〉に対抗するべく、各国が協力して作り上げたヒーロー・ヒロイン達を束ねる団体。【魔獣】出現場所を観測すると、付近のヒーロー・ヒロインに連絡し、向かわせると同時に、警察や防衛隊等の治安維持組織にも周辺住民の避難誘導の協力を仰ぐこともある。
【魔獣】以外の人智を超えた存在である【怪物】や【化け物】等の調査・対処も積極的に行っている。
また、直営の教育機関や広告塔のような下部組織も存在している。
◯特別な存在
・【魔獣】
〈組織〉が〈想い〉の力によって生み出した生物兵器。獣だったり、昆虫だったり、キメラだったりと姿は様々。基本的に通常兵器では傷すらつけられない。
倒されると、某RPGのように自然消滅する。
・【妖怪】【怪物】【化け
昔話や神話、おとぎ話等で語られる、人智を超えた存在。一般人が生身で触れると、あっという間に精神力を削られ、いずれ死に至る。
概念的な存在のため、〈想い〉の力では完全に抑えることはできず、仮に倒せたとしても、時間経過でリスポーンしてしまう。それを防ぐには、やはり退魔の力が不可欠である。
退魔の力を本能で危険視しており、自身の存続のためにその力を持つ存在を優先的に襲う性質がある。
・ヒーロー・ヒロイン
〈想い〉の力を自在に操ることができる者達の通称。特定の者が〈想い〉の力を纏って変身した存在で、【魔獣】を倒すことができる。
その正体は〈連合〉の一部の者にしか基本的に知られておらず、変身後の姿が変身前の者と似ていたとしても、同一人物と認識できないようになっている。
・竜
大きく分けて2種類。【神龍種】と【邪竜・魔竜種】。
前者は概念的な存在で、神様のように扱われている。
後者は人々の脅威となる存在で、災害と言ってもいいくらいの破壊をもたらす。仮に倒したとしても数百年の長いスパンを置いて転生し、再び暴れるような迷惑極まりないヤバい奴。退魔の力で多少復活までの時間を遅らせることができるが、復活を阻止することはできない。
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