「現代ＳＦ 短編」を含む小説

祭りなんて嫌いだ。なぜならいつだって、私は祭りに参加していて、参加出来ていないのだから。短めの話です。

序章「螺旋」 来年、高校卒業を控えて将来の事を考え始めた磯村恭一郎は思い悩み、立ち止まる。自分のやりたい事は？　夢は？ 一方で磯村の恋人、吉川真里はそんな一人でふらふら風に乗っ…

仮想屋とは上手いこと言ったもんだが、つまりは人々にシミュレーションの場を与えて、人生をいい感じにしてやろうということである。つまりは……、まあそういうことだ。 エブリスタ、なろ…

　持病である喘息の発作、その治療のために空気の良い田舎に引っ越してきた蓮介。 　慣れない雪道を歩く中、突如発作を引き起こしてしまう。 　そんな蓮介を救った少女には狐の耳が生えてい…

初めて見たときから懐かしさを感じていた。 それはどんどん高まっていって…

　オチを予想しながら読んでみてください。 　続編を公開したので、コレクション（https://kakuyomu.jp/users/itansya/collections/168…

『完全生命体25X号』と銘打たれたその人造生物は、製造者の都合によって打ち捨てられてしまったせいで、研究所があった峠の森を彷徨い、希にやって来る人間を脅かすなど、自身の能力を持て…

ある休日での出来事。 お腹が減ったって言う人にご飯を買ってあげたら、お腹を満たした後もずっと付いてくるようになった。 そしてその人は唐突にこう言った。 「考えたことない？」 ─…

人間になりたい『ロボット』が『人間になる』ために『色々』集めるお話。 ※以前自分のブログに掲載していたものの誤字等を修正したものです

こちらの作品は短編として掲載後、『ここは奇跡が起こる街だ』2章として再編されました。 そちらも読んでいただけると幸いです。 https://kakuyomu.jp/works/…

とある失敗で落ち込んだ主人公は、夜の井の頭公園に入り込む。 そこで出会った女性との、まどろみのようなダイアローグ。 現代SF（すこしふしぎ）小説です。主人公の性別は決めていませ…

大学時代の同級生が家を訪ねてきた。 金の貸しをなしにする代わりに、 指定したところに連れて行ってくれという。 俺は言われるがままに車を走らせた。 社会人男性二人であちこちにドラ…

タイトル通り、掌編小説程度の長さのものをつらつらと書いていく感じの短編集です。一話あたり1000〜7000文字ぐらい。 たまに3Lあります...

野球部ではエースで４番、勉学も成績優秀でクラスの人気者、大城総司(オオシロソウジ)。 現在、１６歳の高校２年生。 2010年7月13日、彼は主力として夏の甲子園神奈川予選１回戦…

女子高生、星野理子は天才発明家である。 自宅の庭にあった祖父のエアストリームを研究室に改装し、タイムマシンを作り出した。 完成当日、一匹の黒猫が理子の前に現れ──。

ちょっと長めのエノキダケ、手に取った人は「ちょっと～？」と３割の人しか買いません。 ここに同様、「ちょっとこれ何？」の奇妙で長めの短編物語を集めました。 ３割人気のエノキダケ、そ…

ある意味、自分への戒めとして書いたところはある 総ツッコミ待ってます✋

・あの超有名放送事故の裏側でアナウンサーに起きていたこととは……？「発作」 ・ツノがあって、カラフルで……謎の虫について調べてみた「タガタメクイムシの研究」 ・出身大学が無断キャ…

街を颯爽と歩いていた駒形ミサキは、突然ピタリとその場に立ち尽くした。腕時計に目を落とすと9時5分になっていた。「ええ、ウソ。またぁ？　勘弁してよ、本当に。いつになったら治るのよ……

　四年に一度の誕生日だけ、たった１日だけ、私は彼に会える。 　この部屋の扉は、その1日だけ彼の部屋へと繋がっている。 　ただ、それだけだ。