ちょっとこれ何? 短編物語集

鮎風遊

まえがき

 冬ともなると野菜売り場に長さ15センチ前後のエノキダケが山積みされます。

 鍋には欠かせず、買い物カゴに次から次へと。

 しかれども時々、ちょっと長めの物が置かれていることがあります。

 それを手にしたお客さんは、「うーん、どうしよう、……、やっぱりいつもので」と戻す人と、「ちょっと変、だけど1回試してみましょ」と買う人の二手に分かれます。

 およそ前者が70%、後者が30%くらいでしょうか。


 ここにその問題のエノキダケ、つまり少々長いお話し1本1本を束ね、『ちょっと長めの短編物語集』として店先に出してみることにしました。

 30%の方に買ってもらえる長めのエノキダケ、そこまで贅沢は言いません。

 たとえ会員みなさまの中の0.001%であっても、いえいえたった一人であっても、さらさらと目を通していただけるだけで、まことに感謝です。


 今後も、この短編物語集の束を太くしていくことに努めますので、温かく見守っていただければ嬉しいです。


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