「温度」を含む小説

※ツギクルブックス様より、2024年11月10日書籍化！ ※書籍化に伴い、『近衛騎士妖精』⇒『近衛兵士妖精』に変わります。ご注意下さい。＾＾； ※日、月の週二回更新予定です。 ※…

　中高生が登場人物の百合短編。地の文多め。テーマとしては軽め。 　あだ名に「氷」が入っている女の子とのラブコメってネット小説にありすぎだろと思いながらも追随して書いてみたやつ。

わたくしは最低限の機能が搭載された人造人間で、毎日ご主人様のお世話をしている。 熱暴走を起こすと、冷眠しなければならない。 ご主人様はわたくしに記憶を共有してほしいと言って、ケ…

とある王国で、国王の側室が一人、下賜された。 その側室は嫁ぐ前から国王に恋い焦がれ、苛烈なまでの一途な愛を捧げていた。 下賜された男は、そんな彼女を国王の傍らで見てきた。 そ…

月の綺麗な夜。 僕はラブソングを歌う君と出会った。その歌は温度のない世界で唯一の温かさを纏っていた。

　だれしもが生まれるとき必ず一つ手に入れる能力、タレント。「怪力」のタレントを持つ料理人カイルと、「逃足」のタレントを持つ王子ジュリアスと、「慈愛」のタレントを持つ村娘ターニアが…

同僚の恨みを買って追放された王宮勤めの医師リリス・フローレン。しかし追放先の森で助けたのは、最恐の龍王だった！？ 　一方リリスが去ったお城では第六王女エミリアによって真相解明が…

　百葉箱って中に何入ってるんだろうとずっと不思議でしたが、開けてしまえば温度計で、まあ温度計も大事なんですけど、なんだろうな、分かってしまうことの悲しさですよね。 　昨年から短…

メルル・Ｓ・ヴェルロード。彼女について問えば、ある者は“聖女”だと答え、ある者は“悪魔”だと答える。 後の世に聖少女と称えられ、数多くの伝説を残すメルルであるが、その伝説の裏側に…

話す、話す、話す。 一定のリズムで心地よく続く2人の会話。 彼らだけの空気感。彼らだけの温度感。 僕たちは間に割って入れないけど、少し遠くで聞いていたい。 そんな2人の人生のお話

　約三十年前、世界を恐怖の底に沈めた魔王が討たれ、その魂は四つに分けて封印された。 　それを成し遂げたのは、伝説と呼ばれる四人組の英雄達。彼らはそれぞれの道を選び、平和となった世…

誰もいない荒廃した世界で、一人きりの生活が続く。限られた食料、わずかな水、老朽化した設備。過酷な環境の中、生きるために必要な作業を淡々とこなす日々。放射線、極端な温度差、そして孤…

瞬く星空の下、涙が心を洗い流す。 ＊＊＊ いただいたお題「あたたかい涙」で書いた物語です。 シンガーソングライターの高橋優さんの楽曲『涙の温度』から、物語のアイデアをいただき…

人型アンドロイドにも飽きてしまった。　博士は目の前に寝転んでいるふわふわした毛並みの猫アンドロイドに手を伸ばすと、その毛皮に指を沈めた。不思議なことに暖かい。温度センサーがついて…

市松花木都(イチマツカキツ)は食い尽くし系女である。 大皿にある料理は一人で食べてしまうし、一緒に食事する相手の皿からは奪ってしまう。 だから、飲み屋やランチなど人と食事が一切で…

あらすじ 現代に蘇ったのは、歴史や神話で語り継がれる英雄たち――ジャンヌ・ダルク、ナイチンゲール、天照大神、そして多くの伝説的な存在。彼女たちは「転生者」として特別な力を持ち、V…

霧島 冬夜 比較的背が低く病弱で容姿端麗。中性的な雰囲気を纏う。クラスの女子からは人気が高いが、それを良く思わない一部の男子からいじめのようなものを受けている。 幼なじみでクラス…

老人ホームに入所している９６歳のおじいちゃん。年相応にボケてはいるが、ときたま意識明瞭になると、かつて自分は世界を救った大賢者だと言い張っている。当然、誰も相手にしないが、オムツ…

冬場に起こりやすい「ヒートショック」は、急激な温度差によって血圧が乱高下し、命に関わる危険がある現象です。このエッセイでは、ヒートショックの実態や特にリスクが高い人々、そして簡単…

圭（けい）の脳は、彼が中学生の頃から幻覚や幻聴を作りだすようになった。 雨。虫。人。 それらには温度が無かったり、音を伴わなかったり、話さなかったりとリアルとは少し異なった様子で…