概要
申し訳ございません、その機能は搭載されておりません。
わたくしは最低限の機能が搭載された人造人間で、毎日ご主人様のお世話をしている。
熱暴走を起こすと、冷眠しなければならない。
ご主人様はわたくしに記憶を共有してほしいと言って、ケーブルを買ってきた。
どんな記憶も、ただ共有するだけだった。
ただ、共有するだけ、だった。
https://kakuyomu.jp/works/16817330658497250420/episodes/16818023213954618898
自主企画:【三題噺 #53】「リボン」「銀行」「ブレーキ」(柴田 恭太朗様)
↑上記自主企画参加作品。
ビターテイストです。
熱暴走を起こすと、冷眠しなければならない。
ご主人様はわたくしに記憶を共有してほしいと言って、ケーブルを買ってきた。
どんな記憶も、ただ共有するだけだった。
ただ、共有するだけ、だった。
https://kakuyomu.jp/works/16817330658497250420/episodes/16818023213954618898
自主企画:【三題噺 #53】「リボン」「銀行」「ブレーキ」(柴田 恭太朗様)
↑上記自主企画参加作品。
ビターテイストです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!秀逸な表現によって描かれる情愛のカタチ
PNK-02は主人の世話をする旧型のアンドロイド。
他の人造人間と違って、神経も感情も搭載されていない、完全な機械の人形である。
ある日、愛情深い主人から「彼自身の過去」を贈られたことで、彼女の演算結果は予想外な挙動を示し始める。
・
こういうのに弱いのは重々承知の上で読んだのだが、やはりやられてしまった。
不器用ながら紡がれていく愛。
態度こそ冷淡だが、自分の変化に戸惑いながら、プログラムの外に向かって実行していく感覚が描かれている。
この作品のタイトルになっている「内部温度」の使い方も素晴らしい。
読者が想定していたパターンを超えてくると同時に、PNK-02…続きを読む