「昔話 伝承」を含む小説

「俺、なんか今、蹴っちゃったかも」 岩を彫られてできた祠を、友人が壊した。 その二日後、友人は突然死でこの世を去った。 あの場にいた自分も。祠に触れた自分も、もしかしたら。 …

異世界に飛ばされた私が結婚したのは『伝承編纂師』 伝説や昔話を集めて記録するという、なんだか風変わりな仕事だ。 異世界と言えば勇者や騎士が活躍するのかと思いきや、私の毎日は夫と地…

凄く長く生きているエルフお姉さんなら異世界の変な風習の歴史とか知っているはず！ それを日々だらだら語ってくれたりしたら最高じゃない？ そして特に何も起こることが無かったら結局一番…

僕は祖父の家で謎の子供と不思議について確かめていく。

ある山中の湧水のほとりに、一柱の姫神様がお住まいになっていらっしゃいました。 姫神さまの愛するササユリ野原。 そこにある日、一人の村人が迷い込みます。

もののけは、人のすぐ近くにいる。昔話や伝承で見聞きする妖怪たち。それらと人間との境界はとても曖昧で、時に人間のほうが残酷である。

京の都から離れた山々を旅する白装束の坊主。 彼の行く処には、怪異、妖怪、愛憎あり。 飄々とした白装束の坊主と、彼に背負われた不思議な葛籠。 ある山の麓の村に、目の無い蟋蟀(キリ…

作者のコメント 日本昔話にも登場する「狐の嫁入り」 幼い頃から興味があり調べた所、日本の山々で沢山の話が見付かりました。 不特定多数の伝承を知り、自分の想像を交えてオリジナ…

創作怪談

ツイッタランドで放流したままデジタルの海の彼方に見失ってしまうには少々惜しいと思い、カクヨムで公開しておくことにしました。カッチンコッチンでガッチガチに硬い小論文です。

〈コンテスト用あらすじ〉 　鞍部止利（くらつくりのとり）の伝承を下敷きに。架空飛鳥昔語り。 　第１話はトリの祖父、渡来人、達等（たっと）の話。 　第２話からはトリの父母の話。 …

ペルシャ童話をラノベ・童話化しました。 ※小説家になろうでも公開しています。

『瓜子姫と天邪鬼』　この日本全国に広がる様々な昔話の類型をライトノベル化しかつ現代風に解釈したものを作品集としてまとめました。なおPixv小説では各作品を独立作品として公開してい…

山の奥深くに住んでいた山姥のヤマヒメは、ある日、腹を空かせて山を降りた。 そんなヤマヒメが人里で見たものは、飢饉に苦しむ村々であった。 町は戦火にくすぶり、海には人さらい、異国の…

ブラジルで語り継がれている都市伝説、昔話や神話のうち、幽霊・精霊・怪人・怪物・妖怪などの「この世のモノではない」存在が登場する話を一話完結型で紹介しています。 楽しくて、ときどき…

こうもりという生き物を知っているでしょうか。ヴァンパイアからの連想か、生き血を吸う生き物のように考えられていますが、大抵は花の蜜を吸うのだとか。そんなこうもりですが、なぜ「こうも…

一話完結。Twitterで書いたものを加筆修正してます。 女しか生き永らえない血統ながら、奇跡的に生き残った男児にまつわるお話。

幼い頃、祖父母の家で。僕は、美しい笛の音を聞いた。 恐ろしい昔話を聞いても、忘れられない音。 その音を次に聞いたのは、高校生になってからのことだった。 音の主を探した僕は、彼女と…

幻の怪魚“大滝之岩姫”伝説。 城山市大滝村地区では古くから語られる伝承で、それに因んだ祭りも行われている。 そこに住まう誰しもが知っているおとぎ話だ。 しかしある時、大滝村のダ…

住んでいた村を山賊に焼き払われたおゆきは「神の山」として立ち入りを禁じられた青女峰(あおめみね)に逃げ込む。 そこで出会った不思議な若者・素吉(もときち)は……。 ＊年齢は満年…