「文化財」を含む小説

　幽霊、妖怪、悪魔――人ならざる存在にして、人を凌駕し、人をおびやかすものたち。それら『怪異』の実在が証明されてから約八十年、人類と怪異は時に対立し時に共存しつつ、互いを日常の一…

**「土蔵破りの爆弾魔」**は、古い土蔵を狙い、美術品を盗み出した後に爆弾で破壊する連続事件に挑む敏腕刑事・村岡直樹の物語。 現場に必ず残される謎の女人像、そして犯人の真意に隠さ…

古代の大王が魔王として復活し、世界は色々と大変なことになっていた…。

第30回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞の東洋宮廷ファンタジー、書き下ろしの短編を公開！ 『心獣の守護人 ―秦國博宝局宮廷物語―』メディアワークス文庫より好評発売中 …

突然だが皆さんは、かつて。 1922年に世界最初の社会主義国家。 「ソビエト社会主義共和国連邦」が1922年に建国、コミンテルン（第3インターナショナル）を結成し、世界革命と資本…

「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」応募作第三弾☆ 　拙著には珍しく一応、実体験です。 　なんとなく不思議な出来事に遭遇することはあっても、あまりに短かったり、大した話…

「カオティック・オーダー　東京怪奇文化財」 https://kakuyomu.jp/works/16817330650090488047 の備忘録になります。 製作裏話などもこち…

禍死吏（かしり）―――それは人を鏖殺せしめる自然災害。 遥か千年以上もの昔から、黒い月、赤い夜、泥濘、湧き出る脅威「湧人（ゆうと）」との戦いに明け暮れる「人形師」と防災組織「籠目…

海の近くに佇む、旧グッゲンハイム邸で開かれたチャリティーサロンコンサート。真実は館だけが知っている…

諸用の帰りにフラリと寄った美術館が、私好みだったので、記してみました…

隆の家に眠っていた貴重な文化財を、地元大学の教授が発見した。二匹目のドジョウを狙う、となりの権蔵爺さん。しかし、教授へのサービス精神があだとなり、価値はゼロに。おまけに、教授から…

Ｆ市にある城址公園で、一人の男がフラフラと倒れた。それを近くで見ていた男が警察に通報。彼にはその男に見覚えがあった。その男は、城址公園の重要文化財である御門のところでタバコに火を…

　いつもの駅の階段から踏み外した先には、いつもと違う景色が広がっていた―。 　寝坊から続く些細な不幸に苛まれながら、いつもの駅にたどり着いた。のもつかの間、階段から踏み外した先に…

【重要無形民俗文化財・美濃流し仁輪加】風の音声作品向け小説になります。 昔に見た仁輪加を懐かしく思って書きました。こんな感じではありますが、本家の言い回しなどより方言など甘いの…

【カクヨムWeb小説短編賞2022】令和の私小説 手紙は叔父の住む地方都市から届いた。 その町は清流が流れ、埋蔵文化財が眠る地。 北には古代信仰のある高い峰々。 木漏れ日は優…

　東京武蔵野市吉祥寺の「武蔵野八幡宮」の蕨手刀と坂上田村麻呂の謎について考察していきます。 　蕨手刀（ワラビテトウ）とは蝦夷（エミシ）が馬上で使用した湾曲した山刀である。 　蝦夷…

新型コロナウイルス、気候変動…不安な時代にあってなお前を向く若い二人のまわりには、いつも武蔵野の風景があった。『第３回角川武蔵野文学賞』応募作品です。 参考記事・URL・文献な…

古い神々と諸仏が共存する、紀伊・和歌山。 この地にある遺跡・寺社・美術品等の「文化財」の中には、あやかし達への結界として機能しているものも多いのです。 そして、そんな結界文化…

　本来ならば忌み嫌われる筈の断頭台。 　88歳を迎えながらも現役で首を落とし続けるそれは、自慢の文化財として愛されていた。 　ある象徴として。