「掌編 女性向け」を含む小説

人生が劇的に変化する瞬間を待ち望んでいた私であったが、いつしかそんなものはないと悟ってしまった。 季節はただ淡々と過ぎて行く。 ☆本作は「小説家になろう」にも掲載しています。

書いていたオリジナル兄弟BL掌編小説です。直接的というよりは耽美寄りの性描写を含みます。当時はシリーズ化を考えていましたが、時間を隔ててしまっていることもあり、おそらく続きません。

千佳は、雛人形がお内裏様とお雛様の男女の番であることに、今年になって初めて気が付いた。 彼女は成長していく自分の肉体に気色の悪さを感じていた。 ☆本作は「小説家になろう」にも投…

二心。強がり。見栄。照れ隠し。後悔。

掌編小説です。 ショートショートの神様、星新一の作品「ボッコちゃん」をかぐや姫風にオマージュしました。 ※過去作になります。（２０２０年）

突然の夕立に振られ、軒下で立ち尽くす。 そんな日も、たまにはいいなと思いたい。 ＊ 友人からのお題「夕立」「浅葱色（あさぎいろ）」から着想を得て書いた一本です。

おいしそうに缶ビールを飲むあなたは、笑顔で僕にスプライトを差し出す。或る夏の記憶を描いた掌編です。

角川ビーンズ文庫より発売中の、「偽りの華は宮廷に咲く」の番外編です。 2024年1月14日の文学フリマ京都で配布した掌編の再録です。 https://www.kadokawa.…

森嶋歌帆は17歳の誕生日を今日迎えた。 1ヶ月前の9月。夏休みの失恋を引きずって泣いていた歌帆は、朝のさくら川で声をかけられた。 それが蒼くん。 両親とも医者。 けれど、彼の外国…

世界を終わらせた《大災害》。退廃した生活は更なる二次災害を呼び、混沌と化す。そんな世界で生き延びている「私」。【憧れの人】から言われた言葉を反芻しながら、隔離された生活を虫籠の中…

実在する香水を元にした掌編集です。

文化祭が間近に迫るとある高校。園芸部に所属する一年生・細川千秋は、校内で見かけた天文部の三年生に一目惚れをしてしまう。その日の放課後、千秋が花に水やりをしている最中、彼が千秋の前…

深夜のコインランドリー。 そこで偶然出会った、二人の女。 立場の違う彼女たちが、言葉を交わしていくうちにほんの少しだけ自分たちの生きにくさに向き合っていく。

雪の日、中庭にて出会ったとある少年。 笑みを絶やさぬ彼は、自らの主人に疑われて尚、高らかに宣言をして見せる。 「では疑り深い我が主のため、俺が今回の事件を解決してみせましょう。は…

超掌編全二十二話 君への想いを時系列に、詩的に綴りました。 参考音源 ドビュッシー「月の光」 サンソン・フランソワ https://youtu.be/2OAn9-mdeGs

ふたりの恋をもとにした掌編小説集です。家集からの創作もあれば、完全オリジナルの作品もあります。 思いついたままに投稿していくので、時系列には沿っていません。設定も一貫していません…

少し苦く、もう関わらない二人。

みんなで行きつけの店の焼き鳥を持ち寄って飲み会をした翌朝。 片づけをしながらあれこれと考える。 ＊「小説家になろう」に投稿しています（名義：naro_naro）。 ＊「アルファ…

仕事をしながら日々頑張っているけど、やっぱり疲れちゃったり、ちょっと不機嫌になったり。 そんな家庭の日常の断面を、さっくりと切り取った掌編小説集です。