「想い出 日々」を含む小説

あまのざくが語ります。 今まで出会ってきた、心動かされてきた瞬間や出来事、遭遇してきたあれやこれやのお話し。 1000と1日は綴りたい。

全ての植物に名前があるように、全ての花には花言葉と、きっとそれに関わる誰かの物語が存在する。 だから大切な人には花の名前を１つ教えておこうと思う。だってその花は毎年咲くのだから。…

少女の名は白亜。 彼女は生まれた時に、心の中に氷竜の卵をさずかった。 氷竜には傷ついた心を凍結する力があった。白亜はその力を使い、日々の生活で心労をかかえる妹、花白をささえていた…

一九四〇年代——。 第二次世界大戦の最中、日本国民は「日本は必ず勝つ」と信じて疑わなかった。政府の軍事政策は強化され、国民は我慢を強いられながらも日々を決死の思いで生きていた…

　災難に災難が重なり、転校したばかりのクラスで、何もかも失敗し、彼の名誉は地に落ちた。 　能天気を自称する主人公“優”は持ち前のバカらしさのおかげで大したことは感じていなかった…

20年以上前に、私が看取ったメスの飼い猫の思い出をくどくどと綴ってみました。誰しもペットとの別れは辛いものですが、それ以上に彼女と過ごしした１５年ほどの日々は、何者にも代えがたい…

「ねえ、あなたのことほんとに大好きだったよ」 　別れても、あなたとの想い出を消さないと決めた。 「わたしはまだ想ってるけど……」 　付き合いたいとは思わない。 　またお…

未来がすべて美しい夢で彩られていた幼い日々。幼少期、思春期から青春時代を経て 母となった今、両親をはじめ家族に思いを巡らせ、綴る感謝と新たな決意の記憶。

初めて好きが溢れてどうしようもないそんな恋。 初めて苦しいほど息ができないそんな恋。 初めてその人に会いたくて、会いたくて、夢でも会いたいと思うそんな恋。 心を込めて本当に…

父は夏の暑い日も、長袖シャツを着ていました。戦争での火傷のあとを隠すために。

1.臭わぬと　目を引く色で　書かれども　苦き味する　我は虫やむ 2.うすら白む　真夏の雲と　朝露や　一番蝉の　声響きたる 3.深夜4時　車に揺られ　ラジオ聞く　雑なお題に　くっく…

オレは定年前のサラリーマン 妻との不仲から長年の不倫 あの感染症を機に彼女との関係を精算 あれから４年 別れた彼女との想い出を噛み締め暮らす 生活には何の不満もない、傍目には恵…

ある日、最愛の人である陽咲を不幸な事故で失ってしまった蒼汰。悲しみに暮れながらもただ消費するようにに日々を過ごしていた。 そんなある日、お墓参りから帰ろうとした彼は境内で林へと伸…

昔の日記サイトで別のペンネームで書いていたものから。残しておきたいものを少し校正したり再構成しながら、抜き出して再掲していきたいと思います。敢えて時系列はバラバラです。年齢なども…

　とある小説サイトの『書くと読む』で、日々エッセイを綴っているボクッ娘のウメチカこと星野千佳。連載を始めてから三年。そして三度の『ＫＡＣ』の挑戦。しかも目指す文字数は７７７。世の…

放課後に友人たちと通った本屋はもうない。寂しものだ。でも読書好きがいなくなったわけではない。

家が隣同士で父親が同級生の幼馴染である双葉と太一は今の関係が壊れることを恐れ片想いのままだった。だが友人の後押しもあり高二の夏に太一を夏祭りへと誘う。祭りの後、太一の提案で子ども…

引越し作業中の新居で、女は高校時代の日記帳を手に取る。 そこに書かれていたのは、愛する男との甘い想い出。一枚づつめくりながら、過ぎ去った日々に思いを馳せる。

私は愛を毎日伝える大切さを知った。 それからは付き合う女性に対して、日々愛を伝える。 毎日、習慣にして、何よりも大切な存在として、今でも心に残っている。きっかけはあった、私が唯一…

目を閉じれば浮かんでくる、あの時の黄色。想い出の中の色を辿っていく色シリーズ第三弾です。(不定期更新) ◆色シリーズ第一弾◆｢青にまつわる物語｣ 《青から青へ……繋がっていく物語…