「怪異 パニック」を含む小説

訳あり刑事の「俺」。 今日も事件を捜査する。 ただし、デスクワークで。 「地図が追いかけてくる」という供述が頻出する殺戮事件。 複数人の調書をたどり、明らかになるのは、思っても…

源杖（みなもと じょう）青年には、目下悩みがあった。 家、外出先、学校に至るまで、彼が居る場所には怪異が訪れる事。 源杖は襲い来る怪異から逃れるが、怪異は退けても退けても現れる。…

このブログでは、私が調査した都市伝説「深夜のテレビ番組」について記録しています。 深夜2時から4時の間に突如として放送されるという、この謎の番組。その放送元は特定されておらず、内…

人づきあいが苦手な会社員の水瀬友美。 ある平日の朝、休暇を取ってソロキャンプへ出かけた。 初めて来たカカシの立つキャンプ場。 そこで気さくなソロキャンパー、恭子と出会った。 他の…

　七城尾花（ななしろおはな）が長期療養から復学する。その一報のもと、クラスに帰ってきた彼女は――なんと真っ白になっていた！！ 　その姿は天使か、妖精か、はたまた神の使いか。 …

※本作にはグロテスク・過激な描写が含まれますのでご注意ください。 バイト帰りの大学生・清瀬蒼真は、いつものように終電へと乗り込む。 直後、車体に大きな衝撃が走り、満員だった車内…

「神は実在する」 もはや常識となったそれを、疑う者は数少ない。 かつて化物とされたモノは今や姿を変え、『神』として人々の信仰の対象へと成り代わっていた。 そうして偶像崇拝ど…

あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死ぬ。あなたは死…

熱帯雨林のように蒸し暑い夏の日、昼寝から目覚めると、望月柚は思いもよらぬ明治時代にタイムスリップしていた。パニック状態の柚は死ニカエリと呼ばれる怪異に襲われそうになるが、内務省討…

武家屋敷に仕える琴平（きんぺい）は、恩人である嫡男の虎之助（とらのすけ）から女中の松枝（まつえ）を連れて出奔すると告げられ、同行を決意する。しかし、その道中、琴平たちは道に迷い、…

　沓名優輝（くつなゆうき）は優しい母が好きだった。大きくなった母のお腹の中には妹がおり優輝は立派なお兄さんになるように言われる。 　そう言った母は妹を生む代わりに亡くなってしま…

ある築50年の分譲団地には住民たちの自治による自治会がある。団地住民の生活ルールや環境を守るために発足したはずのそれは、住民の高齢化が進むにつれて閉塞的に、やがて個人の生活に干渉…

何か見えていたのかも知れない。 そんな時ありませんか？ これらは大半がフィクションですが、時として本物が、

怪異に近づかなければ、怪異に遭うことも避けられるかもしれないのに。

　数え七歳の娘、政理貴子は七五三参りの為、地域で一番古く由緒正しい霊峰の神社に連れてこられていた。 　そこでも貴子の母親、梛子に強く当たられ言い付けられ板挟みになりパニックを起こ…

あたら夜とは、目覚めるのが惜しいほどに素敵な夜のこと…… 今宵もあなたに、素敵な夜の物語をお届けいたします。 ふふっ、そんな話をしているうちにほら……　また新しいページが開いた…

僕の住む街には、「マリーさん」と呼ばれている女性が住んでいる。 リモートワークが主流となり、家賃の高い東京を離れ地元へと戻ってきた僕。 この街には昔から、「マリーさん」と呼ばれる…

とある同級生の一言で、教室は騒然とした。 「あいつ急に……カナちゃん最近来てくんない、とか言い出して……」 試合で頭を強打し、最近やっと回復した彼が口にしたのはすでにこの世のどこ…