「忠義 戦記」を含む小説

長きにわたる対外戦争に勝利したザクセン王国。辺境伯の令嬢イザベラは王宮にて行われた戦勝記念の祝宴に列席していた。だが亡き父の功を讃えるはずのその場で彼女に告げられたのは、婚約者で…

目を覚ました先は、畳敷きの和室。 歴史の授業中に居眠りしていた日吉がいたのは―― 織田信長が存在しない、もう一つの尾張だった。 謁見の間にいたのは、 圧倒的な覇気を纏い、「余が…

　武神が授けし神剣クノーは、握ったものを狂乱に誘う災禍の剣となった。 　神はいう。『この邪剣を、霊山の火口へと投げ入れよ』。 　とある時代のとある国。クノーを抜いた呪われし姫は…

　ネモネ・アーセインスは幻惑魔法を扱う稀代の魔女。彼女は転生者として軍人の記憶と才覚を持ち、宮廷魔術師まで成り上がったが、魔法のスクロール普及の影響で、元老院から地位を剥奪された…

時は五大国時代。大陸は覇を争う戦争が既に三百年続いていた。 南の水軍最強の帝国〈帝政翆玲国〉、東部火山の超大国〈炎獄王国〉、西部平原の〈葉桜王国〉、北の連合国家〈氷晶連合〉。この…

ライデン辺境伯家の令嬢ソフィエは、王太子ヘンドリックの婚約者として王妃教育に励んできた。だが、卒業式でヘンドリックはソフィエを「悪役令嬢」と断罪し、男爵令嬢クラーラとの婚約を宣言…

慶長二十年、大坂夏の陣で死を覚悟した豊臣方の武士・浅葱 真之介（あさぎ しんのすけ）。 しかし彼を救ったのは、宿敵・徳川 家康だった。 「武士とは、死ぬために生きる者ではない。…

育ての親への忠義、仲間との絆、そして愛娘たち――守るべきもののために、今、真の鬼神が覚醒する！『三国志 呂布』の新たな伝説が始まる！

北の果て、氷の大地に存在した大国スウェーデン王国。 そして十五歳で即位し、天才として戦場に身を投じ、死んだ王――カール十二世。 これは、そんな王に仕え続けた男レイフ・エークマン…

アルファポリス・第11回歴史・時代小説大賞エントリー ６月１日より投票開始 天正年間、戦国の世を疾風の如く駆け抜けた“独眼竜”伊達政宗──。 幼くして右目を失いながらも、東北の…

「私は王子の騎士――だがその剣は、忠誠のためではなく、復讐のために抜いた」 十年前、一夜にして滅びた名門貴族アルノー家。 ただ一人生き残った少女ミレクシアは名を捨て、「サーディ…

雪原から炎の戦場へ——。 明治の世に飛ばされた僕は、懐中時計の導きで鹿児島の城山に辿り着いた。 そこは、西郷隆盛と薩摩士族たちが政府軍と最後の戦いを繰り広げる、激動の西南戦争の真…

漢王朝末期、群雄割拠の乱世に一人の将がいた。 その名は高順。忠義に生き、軍律を重んじ、私兵を持たず賄賂を拒む清廉潔白な将軍。 呂布の配下として「陥陣営」と呼ばれる最強の精鋭部隊…

誉れも知らず、剣も持たず。 それでも、槍を掲げて戦場を駆けた。 帝国辺境の寒村に生まれた農民の三男――オズベル。 土地を継ぐことも、家を持つことも許されず、 若く、背が高く、腕…

戦国末期、石田三成は処刑寸前、雷に打たれ現代に転生する。 目覚めた先には、かつて運命を分かち合った男・徳川家康（徳永康秀）が築いた巨大企業「京都プロセス」があった。 佐吉と名を変…

時は戦国、乱世の日本。 本能寺の変を目前に控えた織田信長の前に現れたのは、かの中国・後漢末の覇王――曹操孟徳だった。 そして、劉備、関羽、諸葛亮、孫権… 時空を越えて“倭（やまと…

小国・ランベール公国の若き王、アレン。父の急逝により突然王位を継承した彼は、わずか1か月で滅亡の危機に瀕する。兵力はたったの500。対する敵軍は、1万もの大軍。しかも指揮官は、相…

　公爵令嬢ヴェリート・ヴェロ・クオーレは、学園で『氷の無能』と呼ばれている。 　中等部一年次で筆頭を取った以来、その成績は芳しくない。驕りにより修練をしなくなったのだろう。今…

ヴィーゼル皇国に生きる少女、アリス。彼女の村が野盗に襲われ、家族を失った彼女は全てに絶望した。そこへ天啓のように現れる言葉――力が欲しいか。 願うと共に、現れる白銀の巨人。アリス…

令嬢イルザは、王家主宰のパーティで婚約者の王子から婚約破棄をいきなり言い渡される。 日々精進して来たイルザだが、致し方無いとあきらめ、それを受け容れようとした。 しかし、イルザが…