概要
【ざまぁ】忠誠を誓ったのは、子どもの頃の話。今は違いますよお嬢様?
公爵令嬢ヴェリート・ヴェロ・クオーレは、学園で『氷の無能』と呼ばれている。
中等部一年次で筆頭を取った以来、その成績は芳しくない。驕りにより修練をしなくなったのだろう。今ではほとんど魔力を使えていない。それが『無能』と言われる所以。
感情がないかのように、いつも無表情で、自分以外のすべてを見下すような視線と周囲が感じること。そして、今は失われたが氷魔法が戦術兵器レベルだったことが『氷の』と修飾される所以。
噂では、婚約者である第二王子が思いを寄せる女子生徒に対し、嫌がらせを積み重ねているらしい。公爵家の権力を行使してか、休日以外は外出禁止の学園の規則を堂々と無視し、授業が終わった後も毎日のように外出している。
噂の真偽はわからないが、生徒が学内で耐えている中、一人だけ(正
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