概要
歴史の授業中に居眠りしていた日吉がいたのは――
織田信長が存在しない、もう一つの尾張だった。
謁見の間にいたのは、
圧倒的な覇気を纏い、「余が織田ノーブルである」と名乗る紅き姫。
だがその素顔は……
酔って寝巻き姿で寝坊し、平然と刀を振り回す『うつけ姫』。
命がけの忠誠を捧げることで始まった、
藤吉郎の「小姓ライフ」は、
やがて巨大ロボが飛び交う戦場へとねじ曲がっていく。
信長なき世界。
宇宙技術が導入された戦国。
主命は絶対、覇王は気まぐれ。
――ならば、命を賭けて生き残るしかない。
異世界×戦国×ロボット×覇王姫。
『忠義の一手』が、この世界を変える。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!信長なき戦国で――覇王に仕える覚悟はあるか
「信長がいない戦国」という一点だけで興味を引くのに、そこからさらに 覇王は姫・戦場はロボット・忠義は命がけ と畳みかけてくる、非常に攻めた異世界戦国譚です。
主人公、藤吉郎が仕えることになったのは、天下布武を掲げる紅き覇王――織田ノーブル姫。
その存在感は圧倒的で、一言一動が場の空気を支配する“本物の支配者”。
しかしその裏では、酒に酔い、寝坊し、感情の起伏も激しい「うつけ姫」という顔も持っています。
藤吉郎が武器にするのは力ではなく、忠義・観察・そして「空気を読む決断力」。
覇王の気まぐれと理不尽が支配する世界で、どう生き残り、どう信頼を勝ち取っていくのか——。
そして本作に登場する…続きを読む - ★★★ Excellent!!!信長なき世界、覇王は「姫」だった――ロボット×戦国×異世界転生
目覚めた先は戦国時代。だが織田信長は存在せず、代わりに現れたのは「織田ノーブル」と名乗る紅髪の姫君。圧倒的な覇気を放つ彼女の素顔は、酔って寝坊し平然と刀を振り回す『うつけ姫』だった。
木下藤吉郎として転生した主人公・日吉が直面したのは、巨大ロボットが飛び交う異形の戦国時代。ブリテン宙域からの輸入兵器、アンドロイドの宣教師、そして宇宙技術が交錯する世界で、彼は歴史知識を武器に生き残りを図る。
だが、その知識こそが命取りになりかねない。存在しないはずの「信長」の名を口にした日吉に、ノーブルは疑いの刃を向ける――
「そなた、今川方の間諜ではないのか?」
信行の謀反、勝家との決戦、そして告白。歴史を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!もしも第六天魔王が女性だったら!!??
歴史好きの自分ですが、はっと驚かされました。
まさか織田信長がおらず、代わりに美女がそこにいる戦国時代とは。
木下藤吉郎視線で描かれていく本作ですが、下剋上の戦国ロマンは健在。
名だたる武将や女性達も、余すことなく登場していきます。
当主織田ノーブルと帰蝶がまさかの関係だったりで、驚かされることも。
けれど、覇王を予感させるうつけと、いずれ天下取りに参加するでろう藤吉郎の魅力は、史実に似ているように思います。
ここからどう天下が動いていくのか、とても楽しみですね。
波乱と笑いに富んだ異色歴史ファンタジー、この年末はこれで決まりではないでしょうか!? - ★★★ Excellent!!!綺羅星の第六天魔王…と、その下僕w
異世界ファンタジーというジャンル。
実は、あまりよく分かっていないのだが
巧い書き手の作品、どんなものかなと
見に来てみたら……
こ れ は ww
何という作品なのだろうかw?!
兎に角、面白い!そこまでヤるのか?!と
いう程にキレッキレ。史実の重厚さと
現世の常識から遥かに逸脱した異世界への
脅威が主人公の目線で我が身を翻弄する。
どんな話かというのは紹介文に詳しく
書かれているのだが、もうその最初の
一行目で笑わされる。
日吉(主人公)…不憫w
そして、織田ノーブル(女性)の凜とした
美しさと矜持。更に脇を堅める…何か
何処かで見た事がある様な…人達の
有象…続きを読む