「平安女子」を含む小説

平城護国の宮中は東宮御所。そこに帝の命により召集された五人の姫君。彼女たちに課されたのは、女嫌いの東宮・惟人《これひと》親王に選ばれること。 不本意ながら東宮御所に上がることにな…

左大臣家の二の姫である小野咲良《おののさくら》は、香の薫物《たきもの》づくりが得意である。結婚に興味がない彼女であるが、最近では父親が縁談相手を連れてきてちょっとうるさい。 そん…

平安テイストな和風主従男装女子百合です。

平安女子ってのは、夏だからってへばったりせずアクティブに過ごさなきゃね！ だから、時には勘違いが起きたり、苦しい恋をしたり、同僚が恥かいてたり、宮様に心寄せたりするワケ！ そん…

平安女子ってのは、春からあれこれ始めるもんなのよ！ だから、やる気に満ち満ちたり、恋が始まったり（終わったり）、花が咲いたり散ったりするワケ！ そんな平安女子の日常、五首を覗い…

光源氏の腹心の乳兄弟惟光。だが惟光が実は女だったら？　という設定の元進みます。 光源氏の乳兄弟惟光。彼女はある時、大事な若君が、藤壺中宮様によからぬ視線を送っている事に気付き、八…

「母親は故按察使の大納言の娘で祖母は尼。そして父親は兵部卿の宮･･･。もしかして私って紫の上に転生しちゃったりする！？」 後に紫の上と呼ばれる少女に転生したと気が付いた見た目は美…

平安時代の半ばの頃、源頼光の娘・桔梗が摂津多田の地を訪れた。 都で流行る疫病から逃れてきたのである。 そんな彼女を歓待するために、女主人である小萩は、多田ならではの料理を用意し宴…

平安女子ってのは、秋にこそ本領を発揮するってもんなのよ！ だから、恋に破れたり、ちょっぴりムフフな話したり、同僚ディスったり（あれ、いつもだわ）、宮様を推したりするワケ！ そん…

平安女子っていつでも優雅にホホホ、とかやってるバカリじゃないのよ。 人間関係にイラついたり、同僚と協調したり、イケメン眺めたり、ライブ行ったり、恋人とウフフしたり、日々忙しいワケ…

幼い頃に母を亡くし、ある事情から乳母に育てられた梓子（あずさこ）は、二十歳にして女房として宮仕えを始める。 だが人ならざるモノが視えるために、裏で「あやしの君」などと呼ばれてしま…

京都へ修学旅行に来ていた【野分】は、縁結びに効くという石碑の前で強風にさらわれてしまう。 彼女が目を覚ますと、そこは平安時代だった。 暴漢に襲われているところを【要】という名…

時は平安。 光と闇の世界に、陰陽師の弟子である 一人の娘がいた。名前は楠葉。 修行を兼ねて、姫君達の占いや、相談事 などを受けていた。 ある日、とある貴族の姫君に占いを 頼…

1300PV御礼。 古典「うつほ物語」の「田鶴の村鳥」「蔵開」の部分にあたります。 藤原仲忠くんの、今上の女一宮との結婚とその新婚生活、生まれた京極の屋敷跡で見つけた蔵の中にあっ…

小島美千子…高校三年生。生物部の部長の理系女子。趣味ていうか研究テーマはは蝶の幼虫の観察。そんな美千子が母親が学院長を務める着物学院のファッションショーに駆り出されて、十二単のモ…

7年間付き合っていた彼氏にフラれたアラサー女の前に現れたのは正真正銘の貴公子(1000年前の純日本男児) 王子様があらわれますようにって願いは叶えてもらえたけれど実際ヒモ男以外の…

なんて息苦しい世の中なのだろう。 でもそれは、現代も平安の世も同じことだった。 父は国会議員。母は弁護士。 友人は皆、私の家の財力と血筋を見て寄ってくる。 本当の友達なん…