「小十郎」を含む小説

政宗が支倉常長をローマに遣わした時に使ったサン・ファン・バウティスタ号は一度浦賀にもどっていた。そしてまた常長を迎えにノビスパン（メキシコ）に行くことになった。そこに真田の草の者…

上杉攻めの際、政宗は白石城攻めのあとに、福島城攻めを考えていた。しかし、城主本庄繁長の策略により、福島城は攻略はできなかった。その史実をもとに、空想をふくらませて書いた話である。

空想時代小説　政宗の親戚筋で重臣の成実は、ある日突然出奔する。後日、上杉攻めの際にもどってくるのだが、その間の足取りは不明である。高野山に行っていたという記録がある程度である。そ…

政宗の初陣の地である丸森町小斎の地に何度か立ったことがある。平地の矢の目館からは小斎城は丘の上である。攻めにくいところだ。 そこで、自分なりの政宗の立場になって、戦略を考えてみた…

史実によると、政宗は慶長の役で朝鮮にわたったといわれている。その前の文禄の役の際には、名護屋城で秀吉のお側衆をつとめていたらしい。渡海後は、家臣がよくわからぬはやり病にかかり、難…

主人公木村伊兵衛は、江戸家老茂庭綱元の家臣であった。政宗が臨終前にのこした言葉がきっかけで、江戸を出立し、白石へ向かう。そこで３代目小十郎の養育にあたる。そして、松島に行った際に…

政宗は、自分の影武者に秀吉で殺すように命じる。すべては側近小十郎の策である。その後、奥州制覇に政宗は邁進していく。晩年、政宗は日本初の快挙を果たすことになる。まさに政宗の野望の達…

小十郎（こじゅうろう）　 黒柴。オス。生後三ヶ月の子犬。生後二ヶ月で堀之内家にやってきた。 太一郎（たいちろう） 甲斐犬。オス。六歳。堀之内家に仕える犬執事。 セドリック ラ…

天下を二分した関ヶ原の合戦から十数年後、九度山に幽閉の身の真田幸村(信繁)の娘お梅は川で溺れた所を、若い修験僧に助けられた。その若者こそ後に“ 鬼の小十郎”と呼ばれ大阪の陣で伊達…

平成の世に生きる平凡な男子高校生青山耕平が、ひょんなことから戦国時代にタイムスリップ！　目覚めた先は出羽、米沢の地で、戦国大名伊達輝宗の領国であった。そして、耕平は自分が伊達家重…

勘当したはずの忠輝に、末期の家康はなぜ天下人の証しの笛を託したのか？ 五六八姫（伊達政宗の長女）、千姫（徳川秀忠の長女）、阿梅姫（真田信繁の５女）。 忠輝をめぐる３人の美姫…

　時は慶長二十年、大阪、夏の陣。真田信繁が討死にする、まさにその前夜。 　残される子供達の運命を託されたのは、齢にして十二という少女の阿梅だった。 　戦の最中、阿梅が向かったのは…

奥州の伊達家に鬼の名を持つ老人がいた。鬼庭左月斎という武将だ。 左月斎は伊達家最大の危機ともいえる人取橋の戦いで奮戦する。その前夜には、鬼のように真っ赤な月が昇っていたという。

ある乙女ゲームが切っ掛けで幕末志士たちにハマってしまった主人公、寺島京香。彼女が向かった壬生寺で知り合うことになる沖田慎一郎と土方明仁と共に、江戸時代末期へとタイムスリップしてし…