十六夜の月

ある乙女ゲームが切っ掛けで幕末志士たちにハマってしまった主人公、寺島京香。彼女が向かった壬生寺で知り合うことになる沖田慎一郎と土方明仁と共に、江戸時代末期へとタイムスリップしてしまう。その後、三人は枡谷喜右衛門と名乗る男と出会い、幕末の風雲児とも言われる坂本龍馬や、壬生浪士として京に上っていた後の新選組との出会いも果たしていく。動乱の時代へと放り込まれた三人の行く末は…？


【主な登場人物】

＊寺島京香（19歳）
浅草に生まれ育ち、実家の甘味処を手伝いながらも京都へ移住したいと思うほど、幕末志士たちに夢中になる。明るく優しい性格で、誰からも好かれる愛らしさと強さを兼ね備えている。

＊沖田慎一郎（20歳）
麻布に生まれ育ち、三鷹の道場で天然理心流の師範を務めている。父親が剣道のプロである…続きを読む