「小冊子」を含む小説

　昔、進◯ゼミの勧誘の手紙にマンガの小冊子が入っていたのですが、今も入っているのでしょうか。私はアレがすごく好きだったんです。進◯ゼミに入ると、勉強も部活も恋も全部うまくいくんで…

大海原を航海中、海軍士官だった主人公は海に投げ出された。 漂着したのはうつくしい南国の島。現地人の娘が何くれとなく世話をしてくれる。 ここはこの世の楽園だ。自分はこの島を「発見し…

　『月刊弘前』は、１９７９年８月１日の創刊だと聞くから、もう４５年になったはずである。地方の月刊誌としては、全国的に見ても長寿番付の上位であろう。 　ホームページから『弘前』創刊…

　駅前ビルの中の本屋さん、と言えば聞こえはいいが、寂れた駅の前に建つ、同じく寂れたビルのテナントの一つ、と言えばなんとなくイメージが付くだろうか。 　“とまり書房”はそういう、小…

本日はクトゥルフ・ミュージアムにご来館いただき、誠にありがとうございます。 当館では我々を魅了してやまない神々やその配下の、躍動感あふれる姿を捕らえ、展示しております。 各エリア…

雑誌ではない。正規の出版物ではない。書店のレジ横に置いてある無料の冊子。 それは出版社が発行する新冊のプロモーション媒体で、書店では「小冊子」とか「フリーペーパー」と呼ばれていま…

【あらすじ】 　この物語は、古代ギリシャの荒廃に闘いを挑んだ勘違いケンタウロスの記録である。 　高校音楽界において全く無名の弱体チームが、荒廃の中から混沌あふれる精神を培い、わず…

アルバム『言語交錯』の付録小冊子の冒頭部分です。 Bandcamp : https://ukiyojingu.bandcamp.com/ Booth : https://ukiy…

現代の大学を舞台にした、『死神盗難事件』！ 『日常の謎』なので、人は殺されません。 大学4年生の初夏。 渡貫　詳（わたぬき　しょう）は、『お悩み相談サークル』に所属している。 …

Romancer『珍味佳肴』（縦書き表示）中の超ショートショート２編を、自主企画《200文字で前後編》の規定に合うよう、若干改変して投稿しました。どう頑張って削っても制限字数いっ…

　そのために、私は、生きたい――多関節型機械化義肢ユニット〈擁刃肢〉を操り、特甲児童たちと壮絶な戦いを繰り広げた中国軍暗殺部隊の首魁＝蛭雪。 　白皙白髪を魔物と蔑まれ／四肢を機械…

学校祭の出し物の締め切りが近い。初案は却下され、時間がない。 クラス委員の荒木は、『研究発表付き喫茶店』を提案する。 ――ここに、チョコレート・カリントウ戦争が勃発した！ 　＊…

90年代、「猫の手帖」という雑誌があった。 その出版局が出した「小さな友だちのために」という小冊子（現在は版元解散）を羅針盤代わりに、 世の捨てられ猫を、 なんとなく保護し、 …

ディシベリア帝国皇女・フィグネリアへの誕生日祝い。それはあまりに怪しい“婿”だった!刺客かと疑うも、クロードと名乗る彼は何にもできない優男。婚儀の夜―早々にフィグネリアがクロード…