「奇談」を含む小説

　あるいは愛情によって、あるいは友情によって、今まで緒方は生かされてきた。 　今までの廻る人生が終わる時、緒方は一体何を思うのか？それが後悔か満足か、はたまた諦めか―― 　遂に辿…

不思議な力を持つ女性ミサのエピソード集です。彼女は少女のようでもあり、大人の女性のようでもある。その容姿は見る者の心によってさまざまに変化する。『黒き望みをかなえる者。悲しき想い…

〈霧歩市〉――それはどこにでもある、けれども少し異質な街。 　そこで繰り広げられる、掌編～短編のオムニバス怪談を集めた百物語です。 　最初から読むのがお薦めですが、基本的にどこか…

　緒方隆（おがたたかし）は、今までの記憶を全て持って還って来た。 　新たなステージに立つ資格を得て、中学時代の、不幸な事件の真相解明の為に。そして今まで守ってくれた、最愛の人の為…

　高校一年生の緒方隆（おがたたかし）は、正体不明の悪夢に悩まされていた。 　しょっちゅう感じるデジャヴ、激しく痛む頭痛、香って来る花の匂い…毎日不快感に支配されながら過ごす日々だ…

13歳の誕生日に私に起こった奇談。 妖怪が視えるようになった。 誕生日を祝いに来た同い年くらいの男子が「かわいい嫁さんで良かった！末永くよろしく」と言った。 どういうこと？…

『今昔物語集』巻第二十五「源頼信の朝臣の男頼義馬盗人を射殺す語第十二」「藤原親孝盗人の為に質に捕へられ頼信の言に依りて免す語第十一」ほぼほぼそのままのお話です。 本作の主人公は…

『畍吟抄』（かいぎんしょう）は、小さな箱に入ったまま植木鉢だらけの部屋に放置されてた古びた写本の奇談集でした。それをひとつひとつ読み、改めて『畍吟抄鬼談』と題してここに中身を書き…

自身が経験した話や聞いた話を元にした怪談・奇談集です。 怖かったりホッとしたり…… この世の不思議な形を文にして残せればよいと思います。

古今東西の商人（あきんど）が軒を連ねる静賀（せいか）の町の外れには、かつて妖の根城であったと噂される、城鉦（しろかね）という名の霊山があった。夏の盛りを過ぎた残暑の折節、いつもの…

一枚の奇妙な絵をめぐる、奇妙な物語。

会社の同僚と酒を飲み交わしていたときに、妙な告白をされた。 ※この物語は怪談です、苦手な方はご注意ください。

事前に予告される大量殺人事件…

惨事の予告…

朝日が昇らない夜の町、月迷町を舞台にしたちょっと不思議な話し。

短編集。 1日1話更新です。 なんて事ない大学生たちの日常。 奇妙でおかしな日常は、小説になるには足らないけど、飲み会の下座で話すには、ちょっとしたネタになるはず。 が、テー…

　ホラー・オカルト・非日常を綴るオムニバスの短編集。 　美女はある理由から男と出会い子供を欲した。 　そして美しく恐ろしい狂気が目覚める。 ※多少グロテスクな表現があります。…

路地裏、深夜のふと我に返る時間、霞んだ川辺の向こう、切れかかった電燈の下、どれも日常、日常。

「不思議なお話というものでしょうか。それなら、私も仲間に入れてくれませんか？」　 　陽が傾いた頃だったか、五人の男女で怪談や奇怪な話を次々と話していると、通りすがりの女が話しかけ…