緒方隆の廻愁奇談録~序章~
しをおう
一年の夏~000
……クスクスクスクスクスクス……
なぁに?貴方まだ思い出していないの?
また同じ事を続けるの?
まぁいいわ…私は気の長い方だから…
思い出すまで何度も何度もやり直せばいいわ…
貴方が思い出すまで…何度でもね……
今度はどんな死に方をするのか想像するのが、私の楽しみの一つだから…
クスクスクスクス…
あら、もう始めちゃったのね?
貴方も懲りないわねぇ…
いえ…貴方は知らなんだったわね…
私もね、一応早く思い出して欲しいとは思っているのよ?本当よ?
だから痛みと共に記憶を残してあげるわ…
精々頑張って思い出してね…
また死んじゃ嫌よ?
クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス……
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