「和ホラー」を含む小説

日暮れ頃、駅や通りの暗い隙間に向かって念じていると、引き摺り込まれて異界の神社へ連れて行かれるらしい。怪しげな屋台が並び、薬屋の男がお椀を差し出す。飲むと特殊な能力や効果が得られ…

ちょっとした小旅行に出かけたそ颯来、慎太郎、拓武は旅館「時月」で不可解な出来事に遭ってしまう。

都市伝説を探し、投稿サイトにアップすることを生きがいにしていた俺。 だが、ついにネタ切れした俺は、自分で都市伝説をでっちあげる、という禁忌に手を染める。 そんな伝説などありはしな…

幽霊、神霊、妖怪変化……現代科学で説明のつかないものを「超常存在」と呼び、日夜その被害に対処するべく活動している「籠目財団超常災害対策課」。このシリーズは、本編を書く前に勝手に生…

つまみ食いするように、短い怪談を書いては置いていきます。

霊の静かな暴走に溜息を漏らす二名。 本物の幽霊が現れたはいいものの、実体化した幽霊は本物というよりは生きている人間の技術の暴走でしかなく、徹底的に夢がない現実に呆れ果てたからこそ…

ホラー描写・男性同士のブロマンス匂わせや死傷直接表現あります。 精神的に受け付けない、或いは疲れておられる方はお避けになって頂くか、充分に気を付けてお読みください。読み終えた後苦…

神喰なんてのは、ほんとは良くねえ名前なんですよお。 犬でもひとでも神でも食い殺す、罰当たりでおっかねえで奴らだって、あっちかし人間に言われとるです。 けんど、ほんとに神喰家の男は…

実話に基づく不思議な話。 小学校低学年のころ、リカちゃん人形でよく遊んでいた。その頃は特に不思議がってなかったけど、よくよく考えたらホラーだったな、っていう体験談、他いくつかの不…

【カクヨムコン8参加作品】 ある日突然、吸血鬼に俺はなった。『そんな馬鹿な！』と言いたいが、これは真実だ。どうやら腹ペコで陰キャのキョドり吸血鬼が空腹に耐えかねた挙げ句の犯行らし…

　不思議かもしれないけど、そうとも言い切れない――そんな体験をした方は多いのでは？　これはそんなお話。 　一話完結。すぐに読める短編集です。 　ちょっとした空き時間に暇つぶしにで…

　薄暗い夕暮れ時。 　あなたは鬱蒼とした山道を彷徨っています。そこで1人の少女と出会いました。少女は艶やかな朝顔の浴衣を着て、そして顔には不気味な能面を被っておりました。 　なん…

　自衛隊の大規模出動まで要して、東京都中央区を地図上から消し去った、かつての『令和事変』。 　──実はこれは、異世界の某帝国からの精神的侵略、『逆転生』の秘術によるものであった…

　カクヨム甲子園創作合宿一回目参加作品です。お題「空」 　廃屋の噂を解き明かすため忍び込んだ主人公と幼馴染。

『鵺』 見知らぬ和室に縄で縛られていた。 延々と開き続ける襖。門をよじ登って外へ出ても、いつの間にか戻っている。 誰が何のために私をここへ連れてきたのか。 なんという大きさだ…

単身赴任をきっかけにマッチングアプリを利用した「俺」は、MIHOと名乗るアカウントと仲良くなりメッセージのやりとりを続けるが…

性癖:邦ホラーに出てきそうな陰湿因習寒村の兄弟 第四回性癖小説選手権参加作です。 10文字から参加できるようなので三行で終わります。

◾️ 05/12/13 今日から撮影開始。 早速神社にてトラブルあり。期待大。 ◻︎◻︎が途中いなくなる。 05/12/14 ◻︎◻︎が朝になっても戻らず。 山中を捜索するが…

大学生の4人は、地元自治体の協力を得て、とある祭りの復活をもくろむ

何ぞ騒がしいと思ったら、鴉が鳴いとるんか。私はあの羽音が嫌いでなぁ。 昔この廓に鳥の名のつく遊女がおった。どこにも飛んでも行けんというのにな。 私は鴉よりその羽音より何より、あの…