「動物 寓話」を含む小説

「カァ、これは良い枝を使っていますね」 　自称・虹色の鴉《カラス》が、新居候補をしげしげと見つめながら言う。 「流石、お目が高い。こちら、法隆寺から取り寄せた逸品でして」 と不動…

この牧場は動物たちが革命を成功させた結果、特殊な形となっていた。 その特殊な形とは、牧場のオーナーを動物たちが投票で選ぶというシステムだ。 現在はショアフィールドという男が選…

イソップ寓話の「馬と兵士」を元に創作してみました。 美味しいエサを与えられる馬と、枯れ草だけを与えられる馬がいました。 美味しいエサを与えられている馬は、戦争が始まると戦地に出…

合議制で新王を決める鼠の国、鼠国。その王を決める会合からすべては始まった――。 ※こちらは「他人のプロットを参考に作品を書こう」という趣旨のTwitter自主企画「第1回プロッ…

動物たちが同じ言語で共生してる世界で独善的に生きた者たちの末路を描くオムニバス形式の短編小説。 現代社会における『後悔先に立たず』 相手が何者か知らなくても繋がれる今の社会だから…

ふくろう先生は生徒の動物たちにお金の大切さを教えます。生徒は猫のトム、犬のボビー、鶏のリリー、熊のブラウン。でも、お金は魔物。なかなかコントロールが難しいのです。生徒たちは最終的…

１歳になった猫。体の重さを軽く出来るようなりました。 木に登り、屋根に登り、そして電線の上を歩き、電柱の上まで行けるようになったのでした。

オスのライオンが狩りに向かい、メスのライオンが集落と子どもたちを守る習慣が続いていた野生の大地。弁舌に優れたライオンであるポリコレオンはライオンの性別による役割分担の撤廃を行った…

　昔々、ある国に、白薔薇姫と呼ばれるとても美しい姫がいました。姫は国の皆に愛され、それこそ人以外のものたちにも愛されていました。 ※アルファポリスでも公開しております。

　周りの状況によって立場を変える卑怯な人はイソップ寓話の話から『コウモリ野郎』と 罵倒されます。 　では、童話のコウモリが自分の立場を一切変えずに意見を貫き通したら どうなってい…

ご長寿動物たちの奇想天外な創造神話

※小説家になろうにも投稿しています

幼く、より幼く。

いわゆる寓話です。たくさんの伏線、寓意が隠されています。読みながら、読んだ後に考えさせられるストーリーになっています。みなさんは読んだ後に何を考えるのでしょうか。

織姫と彦星の伝承に登場するカササギを主題にした創作童話です。橋渡し役がどうしてカササギなのか疑問に思ったことはありませんか？　宮沢賢治風……な気がします。読了7分。

一話完結の東京に住む生き物たちをテーマにした寓話集です。

　あなたが両親のもとに生まれてきたのは、風が吹いたり、雨が降るのとおんなじです。そんなことはあなたの人生にたいした影響は与えません。あなたはあなたです。

　おせんべい屋のおばあさんは太郎を見て言いました。 「キツネというのはいつでも人間に化けているものですからね。ニセモノのお金を持って！」 　

　跡継ぎのいない養豚場の主人。ある日、豚の中からいちばん賢い一頭を選び、自分の息子として育てることにーー。

狩人を志す若者、リチャードは十五歳の誕生日に村の儀式に則り森へと狩りに赴いた。 しかし獲物を得られず、夜の森を彷徨うことになるリチャード。そんな彼の前に現れたのは、森の精霊を名乗…