「中華風ファンタジー 鬼」を含む小説

暉(き)の国。 夜になると妖者と呼ばれる魑魅魍魎が跋扈する地。かつて国を脅かしていた邪悪な鬼術を操る一族が、伏魔殿に封じられてから数百年が経った今も、その影響は止むことはなく…

読者のみなさま、いつもありがとうございますm(__)m 角川ビーンズ文庫様より『華月堂の司書女官』好評発売中☆ カクヨムにて、発売記念短編を掲載中 ・『華月堂の司書女官　幼な…

十三年前、鬼帝国の侵攻により滅んだ小国・融。敵の気まぐれで生き残った末の王子は復讐を誓った。 時は流れ、大人になった彼の元には頼もしい同志が集い、鬼人打倒と故郷奪還に動き出す。 …

あらすじ 凌雲国の第六代詔帝・愛鸞帝が統治する凌雲王朝の時代。賢帝による太平の世は、政情が乱れるとあらわれる魔の者――妖魔により、にわかに脅かされつつあった。 人ではなく、あるい…

とある石を探していた爛　梓豪《バク　ズーハオ》は、ドジを踏んで人攫いに合ってしまう。競売にかけられそうになるが、自らの力で難を逃れた。その際に、氷漬けになった子連れの美しい青年に…

七夕も終わり、秋の気配が漂う宝珠皇宮後宮。 後宮蔵書室・華月堂は、連日、混みあっていた。 春にがんばった模様替えや本の配達が功を奏したと喜ぶ花音だが、伯言の鬼上司っぷりは相変…

とある時代のとある皇帝、剋帝姫舜には実しやかなるものが見えていた。 百鬼百邪が蔓延る世界を、日常的に見て小慣れてはいたものの、人の顔にまでそれが浮き出る。 人の顔は黒い靄とそれを…

借金返済のために、そして、敬愛する主人の役に立ちたいために、龍翔（りゅうしょう）に仕える天然鈍感娘・明珠（めいじゅ）。 秘密を抱える美貌の主、龍翔だけでなく、龍翔に仕える鬼上司…

　黒竜に踏み潰されそうになっていた白蛇を助けた櫻花は、黒竜の怒りを買い、法力が半分になった上、余命十年の呪いをかけられてしまう。 　地に頭を付いて謝れば赦してやると黒竜は言…

　華國《かこく》、そこは地には人々が住み、天には仙人が住み、人々はせわしなく生を育み、仙人は世を見渡し、統治する。そうして世は廻っていた。鬼《グゥイ》が現れるまでは。どこからと…

初代王の時代から、鬼と四大精霊の力を継ぐ者たちが重臣として王を支える麗真国。 古よりあちこちに蔓延る陰の生き物―「妖」―から国を、また人々を守っている彼らは、時に崇められ、時に恐…

「……嫌なんですよ！　幽霊だの鬼だの！　あんな得体の知れないもの怖いでしょう！？」 「……なんためにそんなに身体を鍛えているのよ！？」 花守と呼ばれる役目をこなす香雪には近頃悩…

　この国では樹木を墓標にする。 　これは樹の下の、ささやかな思い出のはなし。 　中華風味ファンタジー「散画追集封妖譚」の、妖を封じない掌編連作シリーズです。 ※カクヨム版は縦…