綾束さんの代表作、『呪われた龍にくちづけを』の第三幕。
相変わらずヒーローの龍翔様が格好よく、ヒロインの明珠が可愛い。
天然鈍感娘の明珠は自分が溺愛されてることにまるで気づいていませんし、自身が龍翔様のことをどれだけ好きかも分かってなさそうですけど、そんな二人のジレジレの恋愛に、キュンキュンさせられるのです。
そして本作では、今までの舞台であった龍華国を飛び出して、お隣の晟藍国へ。
龍翔様の妹である初華の結婚式が行われるのですが、この初華。龍翔様の妹なだけあって、明珠のことをいたく気に入り、二人を後押ししてくれるのです。
今までも十分甘々キュンキュンでしたけど、彼女の登場でさらに華やかさが増した気がします。
しかし、本作では龍翔様にとって大きな敵、恋敵まで登場してしまうのです。
それは高官の息子である玲泉。彼は立場上龍翔様の味方をしてくれているのですが、あろうことか明珠に惚れてしまい、龍翔様と熱い火花をバチバチ飛ばすのです!
女の子を取り合う男性二人。凄くキュンキュンするシチュエーションですね。
もっとも、二人に惚れられている明珠は例によって、その自覚が無いのですけど。
キャラクターとお砂糖たっぷりの甘々展開が魅力の、中華ファンタジー。
オススメです!
綾束さんの代表作とも言うべき『呪われた龍にくちづけを』の第三幕!
今回はですね、キャッチにもありますけども、恋敵ですよ、恋敵!ライバル!当て馬!
いやいやライバルと当て馬は違うでしょって話ではあるんですけど、でもほら、長い目で見ればね?絶対当て馬になるじゃないですか。私はね、信じてますよ。いつか龍翔様の気持ちがちゃーんと届いてね、明珠も色々自覚してね、それはそれはもうトゥンクトゥンクしてね、結ばれるって信じてますよ。第何幕になるかわかりませんけど。
そう考えたらね、もう恋敵がなんぼのもんじゃいって思うわけですけど、この馬がね!もう強い!さすがは綾束さんなんですよ。そう簡単に倒せたら面白くないですから。もう何度「殺りましょう」「川に突き落としましょう」「たたっ斬りましょう」とコメント欄で提案したかわかりません。
でもこいつがまたいいスパイスとなってですね、龍翔様を焚き付けてくれるわけです。やっぱ恋敵はこうでなくっちゃ!(๑•̀ㅂ•́)و✧
とにかく今回もお砂糖山盛りの甘々展開目白押し!手に汗握るシーンもあります!
シリーズ未読の方も第一幕から読んで損なし!
もうね、イケメンもすっごい出るから!タイプの違うイケメンがザクザク出て来るから!推しが活躍した時の嬉しさったらないですよ!
しかも、こちら!現在第一幕が紙の本(電子もあるよ)にもなってます!良いですか、もう一回言い(書き)ますけど、紙の本にもなってるんです!
つまり!絵があるのです!助かる!色々捗る!
さらに言うとコミカライズも連載中です!私の!推しも!活躍してる!動いてる(動いてはいないけど)!
こんなにありがたいことはないです。
いまから出会っても遅くはないです。
推せます。推しまくれます。
もう一度言いますね。
いまから出会っても遅くはないです。
龍華国の第二皇子である、イケメン主の龍翔様。そして、それに仕える天然鈍感娘、明珠。
この二人を軸にしたこのシリーズも、第三段。今回は、龍翔様の妹である初華姫の結婚式、『花降り婚』のため、隣国である晟藍国へと向かいます。
しかし、めでたい結婚式と手放しに喜びたいところですが、皇族などの高貴な方々の結婚となると、単に好いた惚れただけではない、陰謀や策略がつきもの。それも、本人たちでなく周りの者が、これぞ好機とばかりによからぬ企みをする場合があるのですよね。
さらに、龍翔様たちと一緒に行くことになる新キャラ、玲泉や、また別の国の皇子である雷炎が登場し、それぞれの思惑を抱え、事態はよりややこしい方向に。
そんな中、癒しとなるのは、やはり龍翔様の明珠に対する溺愛ぶり。隙あらば甘い言葉をかけてきて、何度ドキドキさせられたかわかりません。
しかし、明珠もしっかり動揺はするのですが、持ち前の鈍感ぶりを発揮し、そこに恋の匂いが立ち込めるにはまだ足りません。
とはいえ読者にとっては、そのジレジレこそが魅力。
また、龍翔様の妹初華姫と、その結婚相手の藍圭陛下も、すっごく推せるカップルです。
初華姫は、さすが龍翔様の妹というような、勝気かつ聡明な女性。対して藍圭陛下は、まだ幼く未熟な面もありますが、だからこそこれから多くを学んでいくのだという高い志を持っています。
そして何より、二人とも、国同士の事情や政略とは関係なく、お互いに好き合っているのが素晴らしい。
明珠や龍翔様にとっては、カップルの先輩となりそうな二人です。
ところで本作。最初に第三段と書いた通り、以前に書かれたシリーズの続編となっています。
もちろん以前の話を読まれた方がより面白くなるのですが、まだ読んでないよという方々にお知らせが。
こちらの第一幕の内容は、カクヨムだけでなく、なんと紙の本でも読めるのです。
さらにさらに、現在コミカライズも連載中。
興味のある方は、まずこちらから入ってみるのもいいのではないでしょうか。