書籍化もされた中華ファンタジーシリーズ第三段! 今度は隣国へ参ります

龍華国の第二皇子である、イケメン主の龍翔様。そして、それに仕える天然鈍感娘、明珠。
この二人を軸にしたこのシリーズも、第三段。今回は、龍翔様の妹である初華姫の結婚式、『花降り婚』のため、隣国である晟藍国へと向かいます。

しかし、めでたい結婚式と手放しに喜びたいところですが、皇族などの高貴な方々の結婚となると、単に好いた惚れただけではない、陰謀や策略がつきもの。それも、本人たちでなく周りの者が、これぞ好機とばかりによからぬ企みをする場合があるのですよね。

さらに、龍翔様たちと一緒に行くことになる新キャラ、玲泉や、また別の国の皇子である雷炎が登場し、それぞれの思惑を抱え、事態はよりややこしい方向に。

そんな中、癒しとなるのは、やはり龍翔様の明珠に対する溺愛ぶり。隙あらば甘い言葉をかけてきて、何度ドキドキさせられたかわかりません。
しかし、明珠もしっかり動揺はするのですが、持ち前の鈍感ぶりを発揮し、そこに恋の匂いが立ち込めるにはまだ足りません。
とはいえ読者にとっては、そのジレジレこそが魅力。

また、龍翔様の妹初華姫と、その結婚相手の藍圭陛下も、すっごく推せるカップルです。
初華姫は、さすが龍翔様の妹というような、勝気かつ聡明な女性。対して藍圭陛下は、まだ幼く未熟な面もありますが、だからこそこれから多くを学んでいくのだという高い志を持っています。
そして何より、二人とも、国同士の事情や政略とは関係なく、お互いに好き合っているのが素晴らしい。
明珠や龍翔様にとっては、カップルの先輩となりそうな二人です。

ところで本作。最初に第三段と書いた通り、以前に書かれたシリーズの続編となっています。
もちろん以前の話を読まれた方がより面白くなるのですが、まだ読んでないよという方々にお知らせが。

こちらの第一幕の内容は、カクヨムだけでなく、なんと紙の本でも読めるのです。
さらにさらに、現在コミカライズも連載中。
興味のある方は、まずこちらから入ってみるのもいいのではないでしょうか。

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