「中学生の放課後」を含む小説

女子中学生三人、放課後、次の予定までの時間潰し。ファーストフード店でのおしゃべりは、ほとんど呪いに近い祈り。 好きな人を聞かれた私・ゆずこは、クラスメイトの遠藤の名を挙げた。

私、おまじないしようと思うの――。 女子中学生が放課後二人で話すにはあまりにもありふれた話題である恋バナ。 そんなありふれた話題を主人公、飛鳥に夏休み前に相談を持ち掛けてきたのは…

2010年代の懐かしくて少し恥ずかしい思い出達

放課後の教室にて、双葉たちは仲の良いクラスメイトたちと怖い話をして盛り上がる。双葉は自分の作り出した「ぐちゃぐちゃさん」の話をして周囲をびびらせることを楽しむが、そのとき。どこか…

僕は滅多なことで怒らないし、周りからはよく素直だと言われる。 そうだ、間違ってはいない。 でも……それよりも、僕が嫌なのは。 カクヨム投稿四作目。 実体験も交えつつ、現代ドラ…

担任から頼まれた雑用を片付けていたら、すっかり遅い時間になってしまった。 慌てて教室に忘れ物を取りに戻った私の目に映ったのは。 ※「５分で読書」短編小説コンテスト2022　だ…

学年末、中学教師の梶の元へ、教職員用ネットワークの不正接続の連絡が届く。 新品のパソコン、支給された学習用タブレット、生徒が内緒で持ってきたスマートフォン…。 果たして何から不…

アソコの別名を考えよう委員会、何度目かの定例会議。

中学1年生の日菜子はクラスの中でも人一倍無口な倫太郎に片思いをしていた。 無口だけど言うときは言う、そんな倫太郎に日菜子は自分にはない強さを感じ、次第に惹かれていくのであった。 …

中学二年生の本多良太は、二年生に上がり一緒のクラスになった片渕美香に恋をした。 隣の席になり、風紀委員も共に選ばれ、仲を深めていく二人。 しかしそれは友達としてのこと・・・　良…

女襖（めぶすま）中学校の新入生、東上若葉（とうじょうわかば）は廊下で先輩から声を掛けられた。 「無料で日本一周してみたくない？」 「そんなうまい話が」と思いつつも、つられてしまう…

銀太は絵が得意なはずなのに、授業で行う植物のスケッチがひどく憂鬱だった。 結局ひとり居残りで金木犀を描いている銀太に、理科の教諭であるほのかが声をかける。 聞くと銀太はわざわざ嫌…

合鍵・髪の毛・パスタに関する三大噺です。

特別棟の三階の一番奥にある美術室は、放課後ともなれば美術部員でもない限り訪れることはない。 いわば密室状態の放課後の美術室で起きた出来事をめぐり、四人の証言はことごとく食い違う。…

「幽霊ではないと思います」 「でも、生きてる人ではないんでしょ」 「それはそうです」 「なら幽霊だ」 「そうではないと思います」 「なぜ」 「死んでみたらわかります」 「死んでみ…