「ライトミステリ 短編」を含む小説

　東北地方のとある大学に通う青年、添木雛太郎（そえぎひなたろう）の周囲は、べつに解かなくても誰も困らない謎で満ち溢れている。そんな小さな謎を誰に知らせるわけでもないのに、結局解き…

体育祭を目前に控えた昼休み、僕のもとを親友の翔平が訪れた。 クラスメイトの村瀬が学校を休み始めた理由とは。

都立櫻庭《さくらば》高等学校は、広い閲覧室と三万冊を超える蔵書が並ぶ、都内でも有数の広く種類の多い図書室を持つ高校である。 読書と本屋巡りが趣味の榎戸燈画《えのきどとうが》は、そ…

これは超一流となる事を諦めた俺、不知火　帝一(しらぬい　ていいち)が妥協に妥協を重ねる物語である。

　自称名探偵、麻倉こより先輩は困った人だ。 　なまじ笑顔が素敵なものだから、どんな的外れな推理でも周りが許してしまう。 　例えば、僕とか。 【お題】「５分で解決探偵、あらわる」…

身近な心の問題をテーマにした連作短編。六章構成。狡猾で奇妙なカウンセラーの男が、カウンセリングを通じて相談者たちの心の悩みの正体を解き明かしていく。ただ、それで必ずしも相談者が満…

【あらすじ】 「もし、どうかされましたか」 　ある雨の夜、田舎の駅のベンチで困り果てていた「僕」は、一人の少女から声を掛けられる。一目で高級と分かる車に乗った、美しい少女だった。…

　キャッチコピーがキャッチコピーになっていませんが、事実です。 　ここも紹介文が紹介文にならない形ですね。 　つか、本編よりもある意味で本編。 　人にも依るとは思うんですけど、…

大学を歩いていたら見知らぬ女の子に突然声を掛けられて手紙を渡された理工学部所属の一般大学生、大音君。 その手紙をきっかけに、なんやかんや起こります。

【バレンタイン短編】 バレンタインデーの放課後、ミステリ研部員の安里伴呼（あんり・ばんこ)が部室の扉を開けると、部長が泡を吹いて倒れていた。 その場に居合わせたミステリ研の麗…

ちょっと感情が希薄な大学生小田君の日常で起こる、ちょこっとだけ不思議な出来事を扱います。