「モデル 純文学」を含む小説

私事ばかり書かれていますが、同じようなことに悩み苦しむ「誰か」に届けば――と思っています。 ※作中に登場する人物は、それが「誰であるか」ということを特定できないように、可能な限…

【作品概要】 長編『白魚舟を漕ぐ』のスピンオフ作品です。 主人公「氷見清之介」の近縁の男性を語り手とした短編集となっています。 短編連作ではなく、各話は独立したものでオムニバス…

プロの作家を目指して創作活動に励んでいる荻山洋は、親友で翻訳の仕事をしている鹿野唯から、様々なアドバイスを受けている。それらの大半は、批判的な内容ではあるものの、洋には的確な批評…

小説を書くことに人生をかけている荻山洋は、ある日、大学時代の知り合いが記した、自作の同人誌を酷評する文面を受け取った。無論、落ち込みもしたし憤りもしたのであるが、親友の鹿野との作…

【あらすじ】 氷見清之介は金沢在住の古着物のリメイク作家。自身の作品の宣伝写真のため、SNSで偶然目に留まったアマチュアモデルの浮舟に撮影モデルの依頼をすることに。地方出版社の雑…

特殊事件捜査係所属の杜若盧作（かきつばたろうさく）は、絵画展にて盗作犯の疑いを掛けられる。また、そこに偶然一緒に過ごしていた杜若の友人、イラストレーターを生業としてる影塚陽一（か…

荻山洋は間もなく誕生日を迎えようとしていた。しかしなんの喜びも覚えることはなかった。今年から真剣に取り組みはじめた創作で、なんの結果を得ることもできないでいたからだ。 どれだけコ…

写真部の灯山映実は、クラスメイトの水野あおりに写真のモデルを頼む。きれいな顔をした彼に被写体としての魅力を感じていた映実は、だんだんとあおり自身のことを知りたいと思うようになる。…

カサネは10歳以上年の離れた画家のスオウさんのことが好き。 押し付けかもしれないけれど、自己陶酔にも似たこの気持ちが、愛であればいいと思う。 誰にも興味を示さない陰気な彼が、絵…

【あらすじ】 16歳の瓜生那青季は、両親の離婚を機に名古屋ではとこと同居することになる。はとこの斎場芳郁は、名古屋市内の大学に通う学生で、現在は熱田区にある祖母の家を管理していた…

相次いで起こる家庭の災難を前に、心血を注いだ研究は未完のまま、病苦の家族のために生きていくことを決意する。研究者になるという夢はあきらめても、小説を書くことだけは止められなかった…

主人公の俺は相当な変わり者だ。マジョリティーよりマイノリティーを好む俺。そんな俺が合コン先で恋に落ちたのはこれまた変わり者の武田さんだった。 誰からも好まれるモデルのような見た目…

　海岸線で夢を見る。疾走していく青春、パンクな詩人が、生きることを伝える。今を生きてと、主人公たちが、叫んでいます。 　スバルは、ロックンローラーのイアン・カーティスがモデル。そ…

　イラつきながら紅葉や銀杏の葉を眺めていた少女はとある青年と出会う。 「僕の絵のモデルになってくださいませんか」 　そうして絵描きの青年と、踊る少女の逢瀬が始まる。

　中原麻美(なかはらあさみ)は私立中学に通う中学二年生、趣味は万年筆でグリーティングカードや日記を書くこと。学校帰りにしばしば寄っている百貨店内の文具店がお気に入り。 　ある日…

短編小説、純文学を意識して描き興してみました。 モデル的な構想としては見送る少女でして 悲しさに一つの希望を待つ様な少女の心情を視点に根幹を置き 自分の語彙と言葉選びを全力を使っ…

　都内の美大で日本画を専攻している保は、自信を失っていた。自分の作品は、どこか表現したいものを表現しきれていないようなもどかしさがいつでも付きまとっているように思えた。 　ある…

JR天王寺駅の金属バット通り魔事件をモデルにした短編小説です。

「ひと目惚れしたんだ。あなたの絵に」 「あなたならきっと素敵な画家になれる。その夢を叶えるためなら、何だってしてあげたいの」 画家となる夢を諦めた少年、小野朝人。理想的なモデル…

　初投稿になります。 　この小説にはモデルとなった曲があります。拙い文章ですが、お付き合い下さい。 　ちなみにタイトルの構文がたまにおかしいのはわざとです。