「ファンタジー 円城塔賞」を含む小説

短い散歩から帰って来た夫が、「ATMから昆布が出て来た」と口にした。私は半信半疑だったが、どうやら本当のことらしい。SNSや報道メディアを巻き込んだ騒動は、やがて北の海に辿り着く…

女性の方からデートに誘い、エッチにも積極的……。そんな世界になったら夢のようだと考える人はいませんか？ 主人公・潤平の暮らす少し先の日本では、男女の役割が逆転し、女性からアプロー…

姉妹ファンタジー百合です

「聴くがいい人間よ！貴様はこれからこの俺の元で一生働いて貰うことになる…！もうお前の世界には帰してやらぬ、貴様はこの城で永遠にわが奴隷として働くことになるのだ。我が世界征服を手伝…

小学五年生のぼくは、夏休み市立図書館に行った。そこで．．．

想像力のおもむくままに、 ファンタジックな短編小説を書いてみました。 楽しんでいただけたら幸いです。

三年付き合った彼氏から突然プロポーズを受けた主人公は、価値観の違いに不安を覚え返事もせずにアパートを飛び出してしまう。 　アパートに帰れず二時間近くさまよった主人公の目の前に、一…

五感の反逆に遭った「僕」は感じることすべてが虚構の世界で「声」からゲームを持ちかけられる。それは正解すれば五感が元に戻り、間違えればそのたびに五感の一つを失うというものだった。

タイトルと冒頭は、 夏目漱石の小説「吾輩は猫である」のパロディーです。 ゾンビになった青年の思いを、 モノローグ形式で書いてみました。

グリム童話「星の銀貨」のオマージュ。 現代ドラマでもファンタジーでもホラーでも、好きなようにとっていただければ幸いです。

以前に､おじいさんが主役の 「おじいさんたちの冒険」を書きましたので、 今回は、おばあさんが主役の 短編小説を書いてみました。 楽しんでいただけたら幸いです。

母と喧嘩して家を飛び出した先で出遭ったのは大型トラック。 死んでしまう、そう思った瞬間、気付けば見知らぬ公園に立っていた。 そこで出逢ったのは大きなお腹を抱えた一人の妊婦。彼女は…

――私はこの世界が大嫌いだ。 自分の世界が大嫌いで嫌気がさしていた私が思いついたのは別の世界を創ってしまおうということだった。 瓶詰めの世界を作った私が見たものとは……

女神ポンコッツが願いを叶えますが……

忘れていたまだ幼女だった十年前の忌まわしくも哀しい想い出が、今還って来る。

さみしく死んだ父寿和。父の実弟にあたる叔父幸寿の訪問を前に、娘和子が見つけたものから、事態は急変。幸寿が生まれた日に死んだはずの寿は今度は死なず。。。CUBEDとは３乗を示します…

チョコボールと言えば、エンゼル！ あれがどこに潜んでいるのか、わかったらいいのに、って思ったこと、ありませんか？ 私はあります！ 実際は超ランダムで、どこに何があるかなんてわから…

ふと非日常が現れる短編小説を書いてみました。 楽しんでいただけたら幸いです。

　純粋無垢なる都市住民たちは、審問官が近づくとその場を素早く譲る。彼らは遠巻きに審問官たちの姿を見ながら、ひそひそと噂話をする。 　黒い外套、帯剣、そしてなによりも特徴的な金糸細…