「セミセミ」を含む小説

短歌で四季をテーマに四首読ませていただきました！ それぞれは実際に私の経験を元に作りました。 それぞれの情景を思い浮かべながら、季節を感じてもらえると嬉しいです！

亀居　椿は文章を書くことが好きな人間であった。「カメリア」というハンドルネームでブログを運営している。 彼女には天敵がいた。それはブログの記事分類で一番の数を誇る「椿象」であった…

またちょっとしたホラーをば。

虫嫌いな私は、シロアリのせいで引っ越しを余儀なくされた。新しい家を探すも、義家族との折り合いもあり難航し、疲弊してきていた。そんな時、運命的な出会いをする。「あ、私たちはこの家に…

東日本大震災、3月11日に起きた大災害であり、多くの被害を出した悲劇である。それからおよそ十数年が経った頃、内陸部に住んでいる一人の男性は3月11日になった事に気づくと、自身の経…

自分の生活でやりたいこと、考えたこと思ったこと感じたことを書いてみました。 特に特別なことは書いておりません。

そこには、本を抱えた少女が立っていた。 私と少女の間には、十二月の凍えるような冷たい風が吹き抜けている。 そう、ここは七階の建物の屋上であり、その端に少女は立っているのだ。 可…

「置いてかないでよう……」産まれたばかりのカップは、大好きだった“あの人”の名前も自分の名前もなくしていました。仲間に出会い、「五つ窪み」という新しい名前をもらい、自分を作ってく…

習作として書いた短編です。 noteに投稿した作品の、 少し長いバージョンになります。

新しい自分が生まれるまでの過程をリアルタイムで書く。

皆が浮き足立った夏休みに、1人ぽつんと病室のベッドに寝転がっている女がいた。 女は何をするでもなくぼーっと窓を見ていた。 そこにはセミがいた。

　※夏のセミの話です。苦手な方はご注意ください。

家の前に転がってるセミがマジで無理な女子二人の共同生活のお話。

退屈な夏休み。誰かが僕を呼ぶ。セミだ。夜空に大きな花火。風鈴の音に誘われ。時間が止まる。

おぎゃあ ばぶばぶ

「あ、セミ……」声を聞いて窓の外を見ると空からセミが落ちて来ていた。

本日の三題噺　1/26　『蝉』、『冬』、『砂浜』で書いたセミのお話です。