群青

第1話 -0日目-

土の中にあるうちは傑作。

外にでれば駄作になる。

恐れているうちに何年たっただろうか。

動かなかければ何も始まらないのに妄想に浸る日々が気持ちよくて閉じこもっている。

我ながら情けない。

できるかわからない。外にでれば自分の小ささ、無力さを知ることになるだろう。

だけどやるしかない。

このしょうもない決意がいずれ誰かの後押しになれればいいと願う。

命を削って書いてやる。