「エントロピー」を含む小説

不老不死になれば永遠に一緒だね。

おなじみのタイムトラベル、アンドロイド、パワードスーツ、ちょっとクラシカルな質量保存の法則、マニアックなエントロピーの増大などなど、幅広いSFショートショートを揃えております。第…

御堂解《みどうかい》が目を覚ますと東日本にいた。 しかし、そこには誰もいないはずだった。 未知のウイルスがはびこり、すでに人類は生存不可能。 東日本はそういう場所のはずだった。 …

アデリーペンギンはネクタイを緩める。 夢見る少女はユメを売る。 アデリーペンギンはネクタイを締める。 捜査官は神経シナプスへ電極を撃ち込む。 アデリーペンギンはネクタイを緩める。…

斯くして終末は訪れた。類い稀なる歓喜よ。満々に帆を張ってカミオカンデの海を泳げ。雀躍たるニュートリノの放散は溌剌たるエントロピーの拡大とともに無間地獄の阿鼻叫喚を貫通し、ヴァルハ…

「アタシの名前はコズミカ＝エントロピーだワイさ！」 高校二年に上がる前の最後の定期試験で好成績を収めた少年－安貝　悟(あんがい　さとる)は、両親からのご褒美として今話題のＡＩロボ…

　三百年後の未来の地球。突如現れたワームホールの出入口により異次元宇宙と繋がった世界は、猛烈な環境変動に見舞われた。人類存亡の危機である。テクノロジーの分断、石油資源の枯渇により…

量子脳にはあらゆる語るべき未来と過去が同時に存在していた。

地方巡業とオカルト探索 ■主に人物（随時更新） ・早村聡瑠 　１５８／５３。仮リーダー。紫担当。ビジュアルその他全般担当。黒髪、清楚系。十八歳。休日は家から出ずにネットサーフ…

　百合漫才師『ひなみぽん』の美帆と陽菜はまったく売れていなかった。下北沢で公演したあと、つい演技中に自分のネタで笑う陽菜へ美帆は怒り出す。ヤケになって酒を飲み、路上で「売れたい」…

子供と暮らす部屋。それは日々ぐちゃぐちゃとの戦い。 ふと思い出す、高校化学の教師に教えてもらった言葉。 「エントロピーが拡大している」 我が家のエントロピーは今日も元気に拡大…

いや別に受験失敗の話ではないので気にせずに

まん丸星人という、エントロピーに逆らえない哀れな種族についての話……を聞かせる話。 777字、一話完結。 ※用語説明 ・エントロピー：（簡単に言うと）乱雑さ ・エントロピー増…

『超紐』がビッグバンによりひとつの宇宙となる。宇宙は自分のなかに誕生した人類の破壊によるエントロピーで巨大化していった。人類の破滅によるエントロピーで無限回サイクルした宇宙のなか…

（これは拙作『にじめ、うずめ。』の改行多挿入バージョンです） 　平行宇宙の隙間で、意識ある無人情報戦闘実験艦と記憶を失った猫型ロボが出会った事から物語は始まる。 「量子論的に予知…

超越生命体アブストラクトの侵略により滅亡の危機に瀕した人類。地球人の文明によるエントロピー増大を危険視する彼らに対し、人工知能を搭載したスーパーロボット「グランネイバー」が大いな…

エントロピーが低下する世界のお話を書きました。

ミルク小さじ1杯ほどの不安がエントロピーを増大している平凡で憂鬱な日々、推しのとある写真が引き金となり、夜野雅とその周辺は少しずつ崩壊していくことになる。

宇宙には終わりがある。それを避けることは出来ない。けれども、止めることは出来るかもしれない。小さな探査機に乗った人工知能は、その日も使命とともに宇宙の黄昏を進む。