「イソップ」を含む小説

大きなウシと小さなネズミの争い

どん底だったあの日、親父と花火を見に行った。あれから三十年、親父が危篤だという知らせが届く・・・（花火） 終電間際の地下鉄の車内で、うたたねから目が覚めると、時間が止まっていた（…

高校生、鳩本葵は下校帰りに公園に行くのが習慣だった。クラスメイトの川端みずきと子どもが遊んでいる風景を見てあれこれ語り合う。変人が変人と出会ったとき両者は何を思い、何を経験するの…

自分に正直に、ひたむきに努力するあいつの姿が俺には眩しかった。だからほんの少し邪魔をしたくなった。

【シーズン2終了しました！】 「どうしてこんな事になっちゃったの！？」 　陰キャで地味な服ばかり着ているメカクレ中学生の月澄佳穂（つきすみかほ）。彼女は、祖母から出された無理難題…

　もとは「エイプリルフール」をお題にした短編コンテスト応募作。 　短めの4600字ほど。 　お題にちなみ、嘘というか、陰謀論をいつも口にしている少年の顛末を、イソップ童話の『オ…

「イソップ寓話 老人と死」のアレンジです。

人も寄り付かぬ森の奥で、魔女は１人、優雅なスローライフを過ごしていた。 しかし、とあるガキ２人の襲来によって、彼女のスローライフは終わりを告げる・・・

KAC「めがね」に参加するために書いたお話です。有名なイソップ物語の一話「金の斧」のパロディとなっています。果たして、眼鏡を落とした主人公はどうなるのか。

前回の『住宅の内見』に続く、『箱』をお題にした、一席。前回は、ミステリーで、ホラーで、ファンタジー、だったので、今回は、逆に、ファンタジーで、ホラーで、ミステリーな噺にしてみまし…

イソップ童話「冬と春」のアレンジ童話です 季節の妖精たちが、人間の行動をみて話しています

いたずら好きのキツネはツルを食事に招きました キツネはツルを困らせようと、お皿にスープを入れて出しました ツルのクチバシでは、お皿に入っているスープは飲めません これはキツネのい…

とある家にオウムがペットとしてやってきました。 オウムがうるさく鳴くので、以前からペットとして飼われているネコは「それではご主人から嫌われるよ」とアドバイスをします。 しかしオウ…

イソップ物語の『北風と太陽』のアレンジ童話です。 太陽と北風に憧れる雲のお話。 なんの取り柄もなく空に浮かんでいるだけの自分が情けなくていつも泣いています。 そんな雲に転機が訪…

イソップ寓話の「馬と兵士」を元に創作してみました。 美味しいエサを与えられる馬と、枯れ草だけを与えられる馬がいました。 美味しいエサを与えられている馬は、戦争が始まると戦地に出…

おなじみ「ウサギとカメ」をアレンジしてみました。 あらすじ ウサギとカメが、どちらが速いか競争しています。 中間地点の山の頂上に先に着いて、一眠りしたウサギは、やっと現れたカメ…

主人公と女神様、あとお酒。（イソップ物語「金の斧　銀の斧」をモチーフにしております）

キリギリスの男の訪れたアリの街は、スズメバチの軍隊の占領下にあった。 「運命。それのどこが運命だというんだ。まじめにはたらくアリが報われて、遊んでいるキリギリスのおれが落ちぶれる…

3分で読める温かい物語。たまには足を止めて空を見て一息つきませんか？　 イソップ童話の『北風と太陽』を擬人化した現代のお話です。 少しでも「悪くないね」と思ったら良いねをポチ…

彼には作曲の才能があった。幼いことから神童と呼ばれ、勉強もせずにひたすらに曲を書き続けた。しかし人生には転機が訪れるものだ。 ※最初に書いたのは『蟻と天才』で、そのあとがきの後…