「のらりくらり」を含む小説

「一人寂しくジャングルジム登って落っこちるオッサン、あんたぐらいよね」 クリスマスイブの夜。 公園で昏倒していた孤独な僕の前に現れたのは、かつての命の恩人、山羊角の幼女悪魔だっ…

超短編です。 自主企画【[第3期] 同題異話SR -October- 『きみと息をしたくなる』】に参加させていただきました。

夜分遅くにひと咄、掌編なんて如何でしょう。のらりくらりと読み行くは、てんでばらばらの物語。ちょいと捻ったひと仕掛け、楽しんでってくださんな。 企画「500字以内の掌編集」に参加…

　「”悪役令嬢”どころか、これじゃあ”当て馬令嬢”ですわ！？」 　「なんか格下な感じだねぇ」 　お互いの”婚約者”は別のボートの上。”哀愁令嬢”、”飽きられ令嬢”……。 　呟い…

何時死んだのかが解らないので、これが転生というものなのかも正直定かではない。だがその場合、俺は突然森で全裸のまま目が覚めた大変なヘンタイさんということになる。どうやら俺は黒鱗赤目…

『おまえが幼女に見たものは　すべておまえの中にある』 おわび： 全角スペースという概念が存在しない端末で執筆しているため、感嘆符の後の一マス空け、改行後の一マス…

薄暗いサイバー都市。 ションフという青年は、とある依頼を持ち込むためクラッカー（ハッカー）を訪ねる。 薬中のクラッカーはのらりくらりとした態度でそれを出迎えるが―― 「美形が鼻…

　魔法少女キリカこと麟翁寺キリカは地元を侵略しようとするジドリーナ帝国の刺客と日々戦い続けている。その活動は秘密なのだ。 　四天王の３人まで倒した魔法少女キリカは、ジドリーナ帝…

自身の名前を入れた、ちょっぴり紛らわしい社名に、社員から文句が出るが、気のいい社長はのらりくらりとかわす日々。 そんな平穏な日常を乱したのは、一本の電話だった。内見で訪れた住宅に…

現世を舞台にした和風ファンタジーの前日譚。 人間と似て非なる存在のソラは、相棒のユイと「妖怪退治」をしに人間界に来た。 初任務を終えた夜遅く、ソラは今後について話し合おうとする…

小さな女の子が大好きなおじさんが主人公の「Goodbye my earth　-おじさんが85.85pc（280光年）ほど遠くへ攫われちゃったお話-」の続きの話となります。 主人公…

短編です。ステキブンゲイ併載。 吸血鬼が生物として認められ、人間と吸血鬼が共生する社会。 主人公の私と古い昔馴染みである吸血鬼の彼の余命宣告日まであと三日。 血を口にすれば生きな…

魔王の討伐をもって人類が勝利してから132年、未だに人類と魔族は争いを繰り返していた。 終わらない争いに人類は躍起になって魔族の討伐に乗り出すも、かつて魔王を討伐した六英雄はおら…

『ぼっち』として有名なラノベにわか(かじった程度)。そんな僕の隣の席になったのは前髪で顔が隠れていて、声の小さい早苗さんに興味を持ち始める。顔を見せてもらおうと頑張る僕。のらりく…

麗しい吟遊詩人は、のらりくらりと旅をする。 ちょっとおかしな形状をしている七弦の愛器と共に。

高校中退後、のらりくらり適当な仕事を選び、適当にこなし、適当に帰っていた日々を送っていた。そんな中、3人仕事場を辞めるとなり、今までのサボっていた分が一気に押し寄せてくるかのよう…

人間味ある異世界の物語でもいかがですか？ 優柔不断な主人公が、ふらふらとのらりくらり頑張る物語です。 楽しんで読んでいただければと思います。 描写は激しいものも出てくるとは思…

自らの信じる【うつくしいもの】の蒐集を生業とする【まほうつかい】の『よひら』が買ったのは、水晶の瞳を持つ小さな子どもであった。 人形然とした見目麗しい子どもに名を与え、よひらは「…

椿という女を初めに妙だと思い始めたのは女中頭のようであった。 「今度入ってきた娘は坊っちゃんのことをお慕い上げているようですわね」 私の婚約が破談になったのはもうかれこれ五年前…

　地縛霊となった彼女には、三分以内にやらなければならないことがあった。それは命日から一年が経過してしまう今日の午前零時までに、自分の力で誰かに驚いてもらうということ。これができな…