「「お題で執筆!!短編創作」 ホラー」を含む小説

約3700字完結済 力自慢の青年、悩みを持つ少年、匂い立つ色香を漂わせる女、三人はどう骨と関わるのか？

毎週水曜に会う彼女は少し変わった嗜好を持っていて、俺の脛を叩くのを楽しみにしているようだった。

同じクラスのツジモリカナエが自殺をした後に、２人の女生徒が行方不明になった。 ２人はカナエをいじめていたのではないかと疑われて、家出をしただけのような気もするが、学校ではカナエの…

古びた骨董店で見つけた一本の白い骨。 それは詩人の魂が宿る「指の骨」だった――。

つまさきとは妻の先っぽのことである。 ※本作はカクヨムコン10、現代ドラマ・文芸・ホラー短編部門参加作品です。

「お題で執筆!! 短編創作フェス」に駆け込みで参加した、よく分からない何かですが。

灯台を寝ぐらとする鳥は海辺で人間の姿を目撃する。 人間は自らの命を断つ目的で灯台へとやってくる。 鳥と人間の一夜の物語。

Xのスペースで「天使が通るってフランスの言葉らしいぞ(意訳)」と言われて書きました。

　私は来年の６月に結婚を控えていた。充実した日々を送っていたが、ある日両親に１人暮らしをしている７歳年下の妹の様子を見てくるように命令された。 　妹は大学生でありながら「ホス狂い…

その日、あるコンビニで先ほど買い物をしたお客さんが忘れていってしまわれた商品を届けるべく男性店員が店を出るのだが・・・。

生まれつき目の見えない僕は、いつも人の悪意に晒されてきた。でも、龍太と勇祐だけは友達になってくれた。そんな三人で向かった心霊スポットで、僕は想像も絶する恐怖に遭遇するーー。

「お姉ちゃんには羽が生えるの。羽が生えれば約束の地に行けるのよ。神様からの命令なの」 姉が突然そう言い始めたのは10日前だった。 変わりゆく姉と取り残される妹。 少しホラー、ち…

とある村には、一人で住み、いつまでもキレイなその姿に、村の男は一度は惚れたことがある、と言われる女性がいた。 長老達は言う「彼女に近づきすぎてはいけない。あのままにしておくのが、…

短いので、サクッと読めます。 あっさりした感じで終わらせました。

お彼岸の墓参りに来た。

平凡な会社員・佐伯翔太は、謎めいた店「命令販売所」で、どんな命令でも叶う力を手に入れる。次々と願望を実現していく彼だったが、最後の命令がもたらしたのは、想像を超える運命だった。

　怖い話をしてくれと頼まれた老人は語りだす。 　昔々、とあるところに十年坂と呼ばれる坂があった。 　そこで転ぶときっちり十年後に死んでしまうという噂があり、とある男がそこで転んだ…

忌み子として生まれ、無価値と罵られ、笑うことや謝ることしか出来なくなっていた少女。 そんな少女の元に現れたのは、王都の魔導具師。 彼の手を取った少女の背中には、十色《といろ》に輝…

売れなかったら？　みーんな粗大ゴミですね。……なんですかその顔。私が心配になった？　なぜ？　ええ？　怪しい身辺整理とかじゃないです。初対面でメンヘラ扱いですか？　あはは、怒ってま…

灯りが見えた。 空はすっかり藍色が深く、もう直に木々の葉と空との境が分からなくなりそうだった。 路は左右から草が生い茂り、山道なのか、獣道なのかも分からない。 野宿を覚悟しかけた…