概要
信じるか信じないかはあなた次第です
約3700字完結済
力自慢の青年、悩みを持つ少年、匂い立つ色香を漂わせる女、三人はどう骨と関わるのか?
力自慢の青年、悩みを持つ少年、匂い立つ色香を漂わせる女、三人はどう骨と関わるのか?
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新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!骨は体の中でもとても大切な部分ですね。人の体に無駄などないのですが。
骨にまつわるお話、三篇。
第1話 力持ちのお話。筋力いいですね。きっと彼は筋肉も凄ければ、骨もさぞ丈夫なんだろうなと想像します。しかし彼は、その自分の力に驕ってしまい、大変な目にあってしまい、いろんなことに気がつきました。
第2話 こちらはちょっと大きな声で言えないので、小さい声でご紹介します。ある小さいものから、彼は恐ろしいことを思いつきます。その描写におののき震えました。痛い!
第3話 こちらは美しい女の人のお話です。男性だったら、飛びつくのか? いや、飛びついたらまずいのか? 自分ならどうするだろう、ともしもを想像してみると、最後に大変な結末が待っています。
その結末をぜ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!信じるも信じないも、骨次第──。あなたの骨が、うずく三篇。
骨の話、というと何か禍々しいものを想像するかもしれない。
だがこれは、そんな先入観をじわりと裏切ってくれる短編集。
三編ともに、落語のような語り口で幕が開き、気がつけば骨にまつわる言葉が、まるで命を得たかのように語りだす。
慣用句の向こうにあった、かつての出来事。
その“はじまり”が、まことしやかに、気づけば「本当にあったかも」と思わせてくる。
読後は骨の髄までじんわりと染み込んでくる不思議な余韻。
痛くて、怖くて、そして、少しおかしい。
この三つ巴の匙加減が絶妙で、読み終えたあと、ふと自分の中の骨も語り出しそうな気がしてくるのだ。
これは、「読む高座」。
聞いて楽しみ、沁みて驚き、ふと…続きを読む