「読むなよ」を含む小説

勇者として呼ばれ（家族ごと）、魔王との仲裁をし（２５話）、新たな生活が始まった（３１話から）。褒賞として爵位と領地と職を手に入れた麻宗（あそう）二郎と薫だったが、貴族としての“当…

「女にさえ生まれていれば、こんな苦労なんてせずにすんだ」 恨み節を残し、顔面ブロブフィッシュと揶揄されすっかり自信を喪失していたうだつが上がらない男、畝原藤四郎はある夏の日に…

ピエロが死んだ。 世田谷の広い公園の雑木林の中ほどの、公衆便所の用具室に押し込められ・・・。 こちらも、覚醒剤の過剰摂取だった。 「心当たりがあります」 と、孤島の捜査で知り合っ…

1回目に読むのと、もう何回か繰り返して読むのとで、何回も楽しめます！ なんなら、2回目以降の方が楽しめるかも？ もう一度最後の行から読んでみてください。 物語の続きがわかるはず…

※タイトルは仮題です。 信仰心を稼ぐまで帰ってくるなと、神界を追い出された女癖が悪いカスでクズでド外道な神様が主人公。 上司によって猫に変えられた主人公『シャロラーニュ』は魔法…

エルフの森の、そのまた奥にエルフの青年が一人だけ住んでいた。 その日、一体のトレントが枝を震わせながら引き摺って来た獲物は、美しい人族の女性だった。 全七話の短編です。 「４」…

登場人物は、呟き親父とその一人娘イマドキJK、そして、その担任の先生。ダイニングテーブルに置いてあった一冊の日記は、娘と担任の先生との交換日記だった。 　娘の学校生活を直接聞けな…

梗概　　： 　二〇二一年十二月秋葉原。秋葉原署に勤務する生真面目な巡査部長夏目柊二は裏通りで通り魔が発生したと聞きつけ幼馴染で同僚の真英介と駆け付ける。被害者女性は覆面犯に身体を…

　戦争の真っ只中、旅をする青年がいた。自由気ままに、今日が良ければ明日は知らないと、何者にも囚われずにただ毎日を謳歌する、それだけなのだと。 　だが、青年は見てしまった。 　…

※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません。 秩父事件の最中、甲源一刀流同門の二人が対峙した……。 ライトなチャンバラ小説です。 (11/16一…

「聲の形」という名作がある。 　表紙やあらすじだけで物怖じしてきた著者が購入し、読んだ結果、想像以上に入り込んでしまった。 　具体的にどんな状況になったのかを忘れないように残す。…

幼い兄弟の喧嘩と仲直りの様子を323字で描いた作品。上の行から読めば「兄弟げんか」、下の行から読めば「仲直り」、往復すれば喧嘩は丸く納まりますw。 尚、この手法は百貨店や出版社…

軌道エレベーターを築き上げ、月の植民地化まで果たした地球に生きるウィルフレッド。 アルマと呼ばれる生体兵器である彼は旧知との戦いのさなか、剣と魔法の異世界ハルフェンへと転移した。…

ロミルダ・モンターニャ侯爵令嬢はミケーレ第一王子の婚約者。 しかし王子から、「お前を愛することはない」と告げられる。 理由は、王子は飼い猫を溺愛しているから。 だが、おっとりとし…

【Illusion】ドイツ語で「幻想」や「幻覚」などを意味する女性名詞。「イルズィオーン」というふうに読む。複数形はIllusionen。 身体に魔素をため込めない体質により魔…

町はずれの一軒家で、幽霊の記憶を見せる幽霊提灯を扱う周は、美しい山人だった。 私と周の二つの視点から語られる幽霊たちの物語。 「幽霊と提灯　表」「幽霊と提灯　裏」どちらかだけ読ん…

ある日旧友が持ってきたのは、失われた世界から見つかったとある物語の訳文だった。 ちょっと怪しいその本に書かれた物語の感想を求められ、僕はその本を読むことにしたのだが――

超短編です。何かの片手間で読む、でも読み切れると思います。おそらく五分もかからないと思うので、軽く本を読みたい方におすすめです。

【毎週月曜日七時　二話更新】 アラサーで独身。間男で、トラックドライバー。非正規のカレは、凄腕工作員 それは 月によって完全支配された街に住む、一人の男の物語。 朝起きて、…

江戸川乱歩編、創元推理文庫『世界短編傑作集』全五巻を読んで、ミステリを勉強し直そうという企画です。