「幻想 不思議」を含む小説

女子大生、三枝有羽は、急死した双子の兄に代わり、バンドの発表会でベースを弾く。 ところがなぜか演奏はトラブル続き。そんな時に耳の奥で聞こえた、不思議な響き。 日常を舞台に、現実と…

ある日、男はビルを土器に変えたいと思ったら、その願いは叶って……。

ふいに自分を呼ぶ声が聞こえて振り返った。 しかし辺りを見回しても誰もいない。彼は首をかしげた。 この声は何なのか。誰が自分を読んでいるのか。 さっくり読める幻想ＳＦ（少し不思議）…

いつもの通勤通学路がどこかおかしい。 知っている筈の人が、昨日までとは違う人な気がする。 そうとも知らずに世界は回る。 それに自分だけが気付いている。そんな気がする。 そんな経…

魔法を使えない欠陥勇者はただ愚直に剣の道を極め、二百五十四体の魔王及び大魔王を討伐し遂に力尽きた。 次の瞬間、勇者は現代の日本に飛ばされてしまいっ！！！？ 世界にステータスもス…

紅葉一枚一枚に、人々の願いが込められているとしたら。 紅葉一枚一枚が、人々の願いを叶えるとしたら。 その願いで、人々の欲望が世界を破壊するとしたら。 異世界✕狐✕科学のどう考…

「市に行くぞ」。 父の言葉に、ロソは感激のあまり、手にしていた山羊の餌をぽろりと取り落とした。 雪に閉ざされたハリ高地で、人々は〈つかのまの春〉に開かれる市場を目指す……。

　朝、昨晩に何を食ったのか胃の調子がすこぶる悪く、ベッドから降りてとりあえず家を出た。 　裏口の前には畑がある。けれどそこに薬になりそうなものは何も生えておらず、代わりに白い兎が…

レアンは、ミュージシャン志望の高校3年生。 自分の力だけで、夢を叶えようとするが、何もかも上手くいかずに悩みながらも、毎日ギターの練習を続けていた。そのレアンを支えていたのは、一…

――すべてが現実だったのか、はたまたすべてが夢だったのか。 しんと冷えた、ある日の真夜中に起こった、不思議な出来事。

――その日夜遅くまで起きていたのは、本当に偶然だった。 リビングで読書に耽っていた僕に降り注ぐ、ある夜の不思議な物語。

それは20世紀の記憶、あるいは挽歌のような。 母から聞いた、夏の宵の少し不思議な話。

学校の帰り道、遠回りをして、普段とは違う道を選ぶ晃（あきら）。見慣れた街の、見慣れない道の先で、晃は袋小路に迷い込む。そこで出会った不思議な少年と、行き止まりの壁に現れた謎めいた…

真実に固執する青年と、薄いガラスのような少女。不思議な世界のその場所で、二人は静かに出逢った――。 ※初の短編です。 ※想像力と創造力の限界(いや全然だ、もっと行ける)。

神経衰弱に苦しんでいた僕は、ダム湖の公園で不思議な雰囲気を持った美しい少女、野上雪奈と出会う。 話の流れで僕の見舞いに来てくれることになった彼女に心は惹かれていくが、彼女には運命…

人の記憶を奪ってしまう不思議な種を飲んでしまった篤。失われた記憶を取り戻すため、彼は天ヶ瀬という山奥の土地に連れてこられるが…。お人好しな男子中学生が遭遇する、ピュアでハードな真…

　主人公、千里眼(ちさとまなこ)はまだ日本がまだ大日本帝國と言われていた時代に生きていた。 　ある日、目を覚ました自分の顔には左目がなかった。徐々に自身を侵食してくる不思議な夢…

不思議な世界で変な人たちが行ったり来たりする話。

ある日、上澤 陸海(かみさわ　むつみ)は帰り道で、能面を被った謎の白づくめの人物に殺される。そして再び目が覚めた時、彼は『中つ島』という神々や魑魅魍魎の住む不思議な世界へと、昔話…