「現代向け」を含む小説

無気力な女子中学生。特にやりたいこともないし、何かしようとも思わない。同級生の今田くんは自分とは違うなにかがある気がする。そんな彼と自分を比べて自己嫌悪に陥っていた。今日もいつも…

ずっと一人で回してきた職場でできた念願の後輩は、黒髪の黒縁眼鏡。そんな後輩に「魅力的です」なんて言われて振り回されながらも、「私」が愛する夫を手に入れるまでの日常とその呟き。 …

死んだ後、あなたはもし行けるとしたら「未来」と「過去」どちらに行きたいですか？ 残してしまった未練と、残された未練どちらを晴らしたいですか？ 変わっていくそれぞれが持った未練…

　切符を拾ってくれた青年に次の電車が来るまで何か面白い話をするように頼まれ、財布の中に入っている五円玉の話をする。 　何の変哲もないただの五円玉を私はずっと使えないままだった──…

高校二年生の若根 裕輝（ワカネ ヒロキ）はいつもの通学路で、あり得ない光景を目にする。常識では考えられない超常現象のオンパレードを。それは果たして天使から授けられた力によるものだ…

大学生の青年が一人、墓の前に立つ。 彼は明治生まれの曽祖母、戦中に少女時代を駆け抜けた祖母を想う。 二人との時間を、二人が過ごした過去を思い、その喪失感に苛まれながらただ時の流れ…

人生はジグソーパズルだと、私は例える。 初めは１つのピースから始まり、助力を得てさまざまな知識を得る。そして、知り合いとの出逢いと別れを繰り返し、時にはどこにピースを置くか悩…

佐川・胡麻衛門。通称：ごまえもんは悩んでいた。 日々、自家製のタルタルソースの研究に勤しんでいる彼であるが、どうしても大手ハンバーガーチェーン店：マックス・ド・バーガーで販売さ…

美術専門学校に通う同い年の男女の話。

声が小さい少年村井おさむは、ある日ひょんなことからヒーローと名乗る少年に出会う。 そんなことからヒーローの世界に入り込んでいく…。 「というか、ヒーローって作れるんですか！？　」…

男はついてなかった。 いい事なんか世の中のどこにも無いと思い込んでいた。 ある日、可笑しなピエロに出会うまでは。 カクヨム3周年記念選手権　KAC9　作品です。 コメディにしよ…

不思議な魅力を持った少女《セラ》 彼女の周囲に集まった少年少女はやがて渦を巻き、全てを巻き込み物語を紡ぐ。 彼女はニヤニヤ笑うだけ

駅前近くにある小さなケーキショップ『ＰＥＡＣＨ　ＢＲＯＷＮＩＥ』は女子中高生達の間でちょっとした有名な店。 その店にはある噂があった。 その店でケーキを食べ、お茶を楽しんだ人は素…

KAC初参戦。カクヨム三周年記念選手権七日目お題『最高の目覚め』の短編小説です。 オリジナルの落語っぽいものを僕なりに小説として作ってみました。楽しんでいただければ最高です。 …

人々の三分間を書きました。

10年前の私へ 好きな人が出来ました。毎日その人の事しか考えられないくらい彼が好きです。1日、1日が幸せで白昼夢なのかと思うくらいなんです。 だから、死ぬことにしました。 世界は…

気づいた時、見知らぬ部屋にいた。 眼の前には2つのスイッチ。 右のスイッチと左のスイッチ。 これは一体なんなのか？

　中央アメリカに位置するヴァル・ヴェルデ共和国では、独裁政権が倒れた後、長らく内戦状態が続いていた。その、ヴァル・ヴェルデで勢力を伸ばす軍閥勢力があった。難民キャンプを支配する小…

病的なリアリストである僕に初めて好きな子ができた。 ある日、不思議な老人から書いた恋愛小説を現実にする紙とペンをもらう。 恋を成就させたいが、リアリストである僕に文才があるはずも…