「見ているだけで」を含む小説

※こちらの物語はボーイズラブを含みます。苦手な方はご注意下さい。 （性描写はありません） 前世の記憶が蘇ってしまった妹の断罪回避のために奔走する主人公ハルトムートと、攻略対象た…

私はカフェでバイトをしていた。そこへ月を思わせる流麗な人が現れた。私は彼について行く。彼は探偵に会わせると言った。私は新しい助手だそうだ。私は探偵と助手を見ている。しかしどちらが…

【結末までのネタバレが含まれます】 若手劇団員であるラルフはいつものように稽古場で練習をしていると、同じ劇団の仲間である御園の幼なじみを名乗る斎藤から、御園と連絡が取れない…

フリーのシステムエンジニアとして働く長内は、ある日18歳の美しい娘、塔子と出会った。 夫婦となり、子供ができると妻は故郷である山奥の村に戻って出産したいと言い出した。 愛する妻…

女子高校生ともなれば校内・校外問わず誰かしらに恋してる生徒はいるもので、所謂恋バナというのが聞こえてきたり、休みにデートしてたりなんてするものだろう。 そんな話を喜んで（盗み）聞…

未来は今日から続く時間　誰にも消すことはできないはずさ 初のエッセイ作品（を描いたという幻覚を見ている場合はこの限りではない） とはいえ、最近虚無に満たされつつある今の暮らし…

入口の上に座り、通り過ぎる人間を見ている男の顔は苦悶しているのか笑っているのか―― iらんどマニアック会社幻想課・第二弾企画小説となってます。

≪登場人物紹介≫ 肉倉　エリカ【ししくら　えりか】……ギャル探偵。彼女の前ではどんな犯人も1000文字我慢できずに果ててしまう。 工口　彰久【こうぐち　あきひさ】……通称エロ…

僕の住む借家に、高校生が引っ越してきた。 彼は陸上部のようで、毎日家の前を走っている。 彼の姿を見ていると、僕は昔の嫌なことを思い出すのだった。

社内一、男前の中崎透馬は女性に人気者だ。いつも女性社員に囲まれている。それを遠巻きで見ている、小森十子はふわゆる女子を演じているが、少しもモテない。そして彼女は見えないものが見え…

注）一部、差別的用語を使用しています。 大正時代感を出すために、それらしい語彙や単語を使っておりますが、このお話はフィクションです。 ある日突然、交通事故で両親を亡くした、美大…

昭和の初め東京の一角、かつて「谷」だった場所には、今もひと知れずタヌキがいる。人間様だけ使っていいわけではではないんだよね。ネコも不思議な存在だけど、タヌキも同様だ。何かジーッと…

神殿に籠もりっぱなしで他人に会うのも数少ない。 国の為にと毎日祈り続けていたら、ある時まったく知らない人が聖女として大人気になってた。 見た目も性格もぱっとしないのは自分でも解っ…

最後に夢を見たのはいつだったか。今見ている世界は夢ではないか。夢を追い続けることはできるか。

大学時代の恩師である佐伯幸三教授の葬儀で、主人公・早乙女真莉は不思議な言葉「シジマノエ」を耳にする。その言葉が彼女の心に深く刻まれ、やがて彼女の日常生活に影を落とす。公認心理士と…

　腰ほどまである艶やかな黒髪。猫のような大きな目と、薄い唇。シミ一つない白い肌はとうに溶け去ったはずの雪を連想させ、見ているだけで心臓が動きを活発化させる。 　三上は俺と同じ大…

ボクと同じ月を見ている人は、コメント欄に「見たよ」と書いてもらえたらと思います。

どんな仕事だって忙しいときはある。この仕事も勿論そうだ。忙しくなることはごく稀。でも必ずやってくる。今はこの仕事で唯一決まっている残業デーだ。忙しいので家には帰れない。子供は預け…

その館は、入る資格のある者の前にしか姿を見せない。 夜になると現れる、不思議な館。その当主、紫蘭に呼ばれたのは『言霊使い』の蘭月。 蘭月は自らのしがらみと対峙し、新たな一歩を…

主人公は、二十八歳の「最強の男」迅（じん）だ。物語は妹が三人の男たちに暴行され、病院の医療ミスによって命を奪われたところから始まる。
絶望から這い上がり、超人的なトレーニングで最…