概要
【第五章開幕】過去に飛ばされた少女達。そこは十五世紀のフランスだった。
その館は、入る資格のある者の前にしか姿を見せない。
夜になると現れる、不思議な館。その当主、紫蘭に呼ばれたのは『言霊使い』の蘭月。
蘭月は自らのしがらみと対峙し、新たな一歩を踏み出す事が出来た。
紫蘭、胡蝶蘭、鈴蘭と共に新しい日々に身を焦がす時、扉は叩かれる。
紫蘭の前に現れたのは十年前に逮捕されていた、マダム=レディ。
彼女からの願いは『私を国外に逃がして』と言うものだった。
その願いを叶えるとき、蘭月は紫蘭の知られざる過去に触れる。
——狡猾な獣の瞳。貴方は今、何を見ているのかしら?
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