「目 感動」を含む小説

今年もやって来た暑い夏の到来。 木の片隅で羽を宿した成虫になるために、いつの日か、素敵な昆虫ライフを夢見た一匹のセミがいた。 彼には名前はなく、セミ社会では個体番号の７３１（セミ…

感動の最終回を迎えたゆうすけさん主催のリレー小説。 ですが、私が勝手に番外編を付け加えました。 ワガママなんだけど、許してね。 そして三話目は、三週目、二十四話の続きです。 …

赤く燃える、灰色の大地 緋色の牡丹と紺色のきみ 走る僕と離れゆくあの子 生き延びるために、走れ 【KAC2021】2回目　「走る」

「さあ、これから家族みんなでおうちじかんだ」 我が家で恒例のおうちじかん、そのきっかけとなったあの日、母は一体何を思っていたのか……。 『KAC2021』一回目『おうち時間』参加…

磯崎 翔 [ｲｿｻﾞｷ ｶｹﾙ] 交通事故から2年という年月を経て奇跡的にも目を覚ました翔であったが、そこで知らされたのは恋人の望月 葵 [ﾓﾁﾂﾞｷ ｱｵｲ]が死んだという事…

【本編完結！！　ありがとうございます！！】 「……あなたが遅いから、こんなことになったのよ」 「……いや、それは君の方だろ」 　俺、桜庭春留(さくらばはる)と、こいつ、花宮若…

障子を開けるとそこは、日本間になっていた。およそ四帖はあろうその部屋に灯（あかり）はついていない。ただ、気分が悪くなるくらいの暗闇が広がっているだけだった。 「室内の空気がめちゃ…

奴隷ファンタジーで好みの作品を書いてみただけ。 主人公　ルブ　回復術士　凄腕だが、損な役回りで挙句の果てに神官戦士が見つかったからパーティから追放された可哀そうな人。見た目銀髪…

悪魔と契約した、謎が謎をよぶ変な女のコ 彼女がつま弾くのはガクガクと魂を揺さぶるスズメバチのスライドギター！ それはリリカルに突き刺さる黒いトゲ、ブルーズ！ 同名タイトルの漫…

捨て猫の兄弟の物語です。 実話を元にお話をつくりました。 1ぴきの猫が目を開けると、そこは、光の世界でした。 どこからか、声がして、あたたかい光の方へ目をやると、そこには、…

　野生の鳥が多く生息する山奥の村、鴇村（ときむら）には、鳥に関する言い伝えがある。 　つがいのトキを目にした恋人たちは、必ず結ばれる。 　そんな言い伝えだ。 　村で暮らす少年、…

「ああ、また奴が私を照らしてくる」偏屈人間、猫アレルギーで猫嫌い。そんな小説家の旭田陽一はある日庭で人間の言葉を話す口達者な猫と巡り合う。不思議な猫と孤独な小説家の奇妙な生活の物…

目が覚めると透明人間と化していた主人公「」は絶望に明け暮れるも、ある日、「あの教室、あの茜さす教室」の中でそんな自分が見えると言う謎の少女、神崎琴葉と出会う。この出会いを起点に話…

　彼女は死んだ。 　ただ、そこにいた。宙に浮いている。漂っている。彼にはそれが見えていた。 　これ、何回目の幽霊話でしょうか。

フィン感5回目！　フィンディルさんがわたくしのために紡いでくださった文章がああ、ありがたい！　なんと心を震わせる。感動のあまり、コメント欄を引用とコメントで埋め尽くしてしまった。…

　もとはわずか4600字程度の「私が泣いた理由」という、とある短編のコンテスト応募作です☆ 　題名は似ておりますが、誰もが感動するあの絵本の超傑作とはまったくの別物であるので要…

自分が誘ったバスケの試合に来る途中で彼女は事故に遭った――。 一年も目を覚まさない最愛の彼女、久保詩織を想い、平丘祥吾は自らを責め続けていた。零れ落ちそうな彼女の命を救いあげるた…

俺の名前は『五十鈴　隆』　四十九歳の独身だ。 俺は最近、リストラにあい、それが理由で新たな職も探すことなく引きこもり生活が続いていた。 そんなある日、家に客が来る。 その客は喪…

思いついたままに書く、作者の諺で思いついたメモ。 一話目の二人組で話を進めます。 感動とか無縁、伏線とかなし。 そして、不定期更新。 正しい使い方で書いている。そのつも…

――　フシギちゃん　―― どんなことにでも疑問を持ってしまう少女・葛崎美咲穂（かつらざき　みさほ）は、幼稚園でそう呼ばれていた。 ある満月の夜、父・征志郎（せいしろう）は、そ…