「ホラー(？)」を含む小説

駅徒歩五分、全戸南向き、ペット可、「幸せ」つき―― 入居者募集中

　また、あの悪夢か。起きた瞬間に噴き出した汗で不快感を抱くものの、現実ではない事に胸を撫で下ろす。 　一人の書き手として最も楽しみな時間である筈の１時間が過ぎても苦しみ悶える辛さ…

怖い結末が待ち受けています

異世界へ行くのは人間だけじゃない。 見ると７日後に死ぬビデオテープが、関わると死ぬ家が、藁人形が、女子供を殺す呪物の箱が異世界へ流れ着いた時。巻き起こるのは新たな惨禍。 もう異世…

世界的な大規模災害により食糧難に陥った人類に奇跡が訪れる。助けを求める祈りに不思議な声が応え、以来、人々の元にどこからともなく食料が出現するようになる。人々は狂喜し、やがて世界は…

ある名字についての奇妙な話をたどっていった結果、非常に危険な真実にたどり着きました。これはその調査結果のすべてです。

【カクヨムコン10　中間選考通過中】 　公爵令嬢アメリーは妾の子。両親を失った後、公爵位を継いだ異母兄から厄介者扱いされていた。 　さっさと結婚して家を出ようとするものの、婚約…

俺はとある歌番組の収録で彼女に出会った。 アニール・シーグ。 アイルランド出身の銀髪の美少女で、アイドルになるために日本にやってきたらしい。 それだけで十分属性山盛りだと思うが、…

バンシーというのは、アイルランドの死の予兆を告げる妖精のことを言うそうです。 妖精というと、ティンカーベルのような、可愛らしくて優しそうな存在を思い浮かべるが、人間と同じでそんな…

僕が告白をしたとき、彼女はこう言った。 「キミの脳みそを食べさせて」 何が彼女をゾンビにしたのか。 ハイスピードで展開して、狂気が感染していく。 そして悪夢のような結末…

第七回こむら川小説大賞大賞作です。日本には気軽に大変なことになってほしいよね！

　主人公は会社勤めの男。 日常の鬱屈と刺激を求め、いつしかパチンコ『CR海底物語』に没頭するようになる。 台の演出として登場する魚群を目にした瞬間、脳が震えるほどの快感が走り、次…

　小野塚 様の自主企画『御彼岸怪談会』に参加させていただきたく……。 　季節ものホラー(の心算)です。春の香りと言えば「沈丁花」。嗅いでよし、愛でてよしの、可愛らしい花です。花言…

少年、黒野大輝（くろのダイキ）は転生者である。 極度のビビリでホラーに耐性が無い彼は、よりによって大人気ホラー漫画『銀色の月のルカ』の世界に転生してしまう。 生前にオカルトマニ…

折り紙で雛人形を作っている。 原因は、いつも特殊業務で俺を振り回す彼女のせいだ。

二階堂は探偵だ。しかし、探偵では食べていけないことから、週５でアルバイトをしている。 探偵としての仕事の依頼は月に一回でも入れば良い方で、その依頼も大半は特殊なものだった。いや、…

【完結】 その事故物件は『１００％出る』にも関わらず入居者が絶えなかったそうです。

東京23区内で最寄り駅まで徒歩5分。築浅、鉄筋、ペット可で家賃2,000円という破格の物件を見つけた大学生・二俣 伸太（ふたまた のびた）。しかし家賃が2,000円になるほど桁外…

感染した男が1人。 公的には死んでいる男だ。いや、この街にいる者は皆死んでいるのだ。 今日はならずとも、明日にはならずとも、来週には、来月には、必ず皆何も考えられない歩く死者にな…

この家やべぇ。それを自覚したのは生後すぐのことだった。 不仲の両親の間に生まれた俺はこの極寒の冬を生き残ることを考えていた。 そんな最中、熊の襲撃で村が全滅。 生き残った俺はサバ…