「見つける」を含む小説

2020年夏。 大学生の僕は、本当に撮りたかったものを見つける。 それはきっと記憶で、名残で、痕跡で。 きっかけなんてどこにでも転がっていて、それだけで世界は反転する。 …

　陽キャのの高校１年生、碇奏(いかりそう)。彼には想い人がいた。非リアの高校１年生、花見瑞希(はなみみずき)。彼女は陰キャだが、完璧美少女だった。 　ある日、彼女は屋上にいた。…

写真が趣味の名瀬 英二はある日、一枚の写真に写った蒸気機関車の煙を見つける。 その場所には確かに線路が通っていたが、数十年前に廃線になっていた。 煙の謎を探る為、英二は友人と調査…

さなコン2参加作、鴻巣亜弓シリーズ第四弾。 ・注意：結末までのあらすじを含みます 人類は永遠の眠りにつき、自我をアンドロイドのボディに移し替えて存続した。しかし、それから数ヶ月…

　どこにでもいる小学五年生の女の子、源ひかりは、ある日小学校の図書室で奇妙な書物を見つける。 　それはモノノケ帳と呼ばれる封印の書で、悪行ばかり働いていた妖怪たちを封じていた…

絶望した主人公が自分の生きる意味を見つける物語。

ならず者が集まる酒場ではよく喧嘩が行われた。 安酒に群がる彼らにとって、喧嘩は恰好の酒の当だ。 いわゆる喧嘩屋なんて者もいる。今日も喧嘩で酒をかっ食らっていた。 そこに自分の同族…

生きていると、最初に抱いていた自分の気持ちから、いつの間にかズレてしまうことがある。つい正解を求めてしまったりだとか、つい何かに執着してしまったりだとか。取り繕ったり縋ったりして…

かつて世界を恐怖に陥れた魔王と呼ばれる者が存在した。長きに渡る戦いの末、仲間達と共に魔王を討伐した勇者。彼はその後とある場所へと隠居し、争いのない平和な世の中を見守りつつ余生を過…

無理矢理聖女をやらされてた私が、異世界から本物の聖女が現れたことにより。 国外追放される。 そんな私を青い蛇が村へ導いてくれたおかげで自分の居場所を見つける。 そんな話。 小説読…

魔法使いと人間の血が混ざったハーフ。 人々はそれをハーフウイッチと呼んだ。 これは、一人のハーフウイッチが自信の生きる意味を見つけるための物語である。

＊この作品は第1回「G’sこえけん」音声化短編コンテストの会話で生まれるドラマ部門応募用の作品となっています。そのため作品がセリフとト書きで構成されていることをご了承ください。 …

ホスピスにいる主人公が、毎朝窓から人々の日常を眺めながら想いを馳せていたある日の事。 一昔前にタイムスリップした様な出で立ちの女性を見つける。肩まで届く黒髪の淡い紫色の振り袖姿に…

　もとはとある「レンタル〇〇」がお題の短編コンテスト用に書いたもの。 　お題にちなみ、〝妖怪〟をレンタルしているお店というのをなんとなく妄想してみました。 　でも、ホラーではなく…

呆然と僕を見つめる『天斗（そらと）』。 胸を貫いた、冷たいものの感触。 それが最期におぼえていたもの。 そして、突然思い出した記憶だった。 古代中国に似た異世界。 真冬の池に突…

　学校帰りに近所の本屋の文房具コーナーに寄った中学二年生の花は、試し書き用紙にあるメモを見つける。 　そこから始まる顔も名前も知らない誰かとの文通のようなやりとり。 　言葉を…

【STORY : A】 地方新聞記者の火伏（ひぶせ）は、冷え切った妻をどうすることもできずに、半ば逃避行という形で取材旅行に赴いていた。表面上は、「地方紙の安い記事を書くのに辟易…

異俺は世界転生した一般人！ 異世界でも平和に暮らしてたんだけど… ある日路地裏にガチャを見つける そう、この世界の文明レベルには似つかわしくないあのガチャである まぁ、ちょっ…

前作「太陽と向日葵」から５年後の彼達の日常を綴った一作。昭和41年の東京の下町。主人公の浦井直純は、かつて鶯谷の男色(=男の同性愛者)が集まる店で、ジュートという名で働いていた。…

男子高校生、横島心は気になっている異性がいた。 クラスメイトの淡島瑞樹は地味だが可愛い女の子。 彼女に惹かれていたが、話しかけるのも苦手な横島心は、ある日、『好感度支配アプリ』な…