レンタル妖怪ショップ

　もとはとある「レンタル〇〇」がお題の短編コンテスト用に書いたもの。
　お題にちなみ、〝妖怪〟をレンタルしているお店というのをなんとなく妄想してみました。
　でも、ホラーではなくコメディです。〝ゆるホラー〟とも言えますね。
　ま、そもそもが幽霊と違って、江戸時代に妖怪（※実は明治以降の学術的な呼称で、当時は「化け物」と呼ばれてました）がキャラクター化されて以降、怖いというよりはコミカルな親しみやすい存在となって今にいたりますからね。

〈あらすじ〉
　夜の散歩が趣味の僕は、あまり足を向けたことのない寂れた商店街で、深夜にも関わらず眩しい電光看板を点けた店を見つける。
　その看板に書かれた「レンタル妖怪ショップ」という店名に興味を覚えて入ってみると、ほんとに妖怪をレンタルしている店だというのであるが……。