「一度」を含む小説

新婚間もないのに妻 明里から『いってきますのキス』をしてもらえない夫 颯太は作戦を考えた。 明里の分担にしている朝ごはんを作ってあげれば感謝するはずだと。 そうすれば新婚夫婦なら…

「僕」と葵は、似た者同士で親友だ。 だが学生時代から友情は続いているものの、一度として交際したことはない。 「僕」は葵が好きだったが、葵は「僕」を恋愛対象と見做していなかった。 …

君は今まで付き合ってきた人とは違うタイプで、惹かれた。一目惚れするほどに黒薔薇を添えて贈って告白するよ。 遊び人だった男がメンヘラと付き合って嫌な思いをして、本気に好きなった人…

二度寝太郎は、三度の飯より二度寝が好きな男です。 その日も寝太郎は、いつものように二度寝していましたが、目を覚ましたとき、いつもとちがうことに気づきました。 眼下で、自分が寝てい…

主人公の川田一人（かわたかずと）は、これと言って特技もないごく普通の１６歳、中学校では特に目立った行動はないが言葉とその時々の発想に思いがけない切れ味鋭いその突拍性からついたニッ…

『ダルマールの偉大なる驚異の岩について（抜粋）』のスピンオフ。 レイレ氏が本当に居座ると分かるまでキャンプをしていたバルバスとラルラーの話と、レイレ氏が帰った後の話。 　台詞だけ…

現代でも剣を捨てなかった少年・諱隼人は、風花澄香に狙われ始める。隼人は、剣を持つ故の《なにがし》の宿業に巻き込まれていく……。 【妖神（マガカミ）】 人を唆して悪行を勧め、災い…

　かつて光彩色の丘と呼ばれた大陸に、特別な資源を有する三つの国があった。 　しかし、その資源を独占しようとする者が現われ、三国は争うことになる。 　後に『消失戦争』と言われる大戦…

「みなさんこんばんは。今夜も始まりましました、まどろみさんのミッドナイトラジオの時間です。パーソナリティはわたくし、真宵がお届け致します」 　 　『まどろみさんのミッドナイトラ…

いつもイヤホンをつけて誰とも話さない「君」。僕は放課後の内緒話を楽しみにしているけれど、どうしても君に伝えられないことがあるんだ。 週に一度ずつ更新します。いつだったかに新人賞…

その子は幼くして両親を亡くした。 その子は幼くして自ら茨の道を歩み始めた。 そんな彼女と、見守る大人たち、数少ない友人たちの、寒い季節のあたたかい日の話。 ※毎年2/8（…

　バレンタイン。それは何となく女子の一大イベントのように扱われる風習があるが、彼女は学生時代、一度もこの行事に深く関わったことは無かった。 　そんな彼女はひょんなことからこのバレ…

推敲苦手って人は、たまに近況ノートで見ますよね。 自分の過去作をカクヨム用に打ちこんでたら、あまりにもヒドイ文章だったので、手直しだらけ。 こことここ、ここも直さなきゃ！ あっ…

　主人公、吉野　鈴は極度の怖がりである。どれくらいかと言うと、今でも夜は出歩けないほどである。 　ある夜、学校の帰りが遅くなり、怯えながら歩いていたところ、電車に轢かれてしまった…

西野アサヒは２８歳の会社員。 ダイエットのためにリングフィットアドベンチャーをプレイしていたら、部屋に勇者を名乗る男が現れて・・・？ 勇者が来たり来なかったり、ちょろっと顔出す…

乞食（当時の表現）の少女のいじらしい願いは……。小川未明さんの童話の世界がヨウコさんの戦後の実体験に重なります。

　わたしは一度死んでいるのかもしれない。 　もちろん現時点で生きているのだから、普通ならば死にそうな目にあったと言うのだろう。 　ではコンビニの近くにいるアレは何だ。 　わたし…

　派遣社員として会社に勤めるＯＬの安倍美月。　彼女は生まれながらに霊感がとても強く、その力は血縁によるもので、安倍晴明を祖先に持つ。　霊感が強いと言えば聞こえはいいが、彼女が幼い…

十数年に一度の大雪に覆われた街。 電車も運行を見合せ、乗っていたバスすら止まってしまった。 歩いて帰ることになった男の背後から付いてきたのはちょっと変わった男？だった。 あな…

「本上（もとがみ）　英雄（ひでお）さん。私の名はセレス。あなたからすれば、異世界であるガイヤを管理する三女神の一柱です」 「あの、すみません……違うんです」 「え、何がですか？」…