「これからも」を含む小説

俺は鈴木次郎。酒屋の次男坊で何もとりえもなく、将来は長男の一郎を支える役として育てられた。 高校も卒業し、これから本格的に酒屋としての仕事を覚えていく時期であった。 昨晩は近し…

あの日あの時あの人と食べた、今でも忘れられないカレーがある。覚えてるかい？確かに僕には美味しいカレーの時間があったんだ。 懐かしさも悲しさも嬉しさもスパイスになって僕達のこれから…

僕と先輩は、これから呪いのビデオを見る。

これから生まれる子供を決める――子供ガチャ。 そこに上品なスーツを纏った夫婦が来店した。

　引き篭もり魔術師のライヤーは、今日も今日とて暇ながら穏やかなダンジョン隠居生活を送っていた。 　しかしその日は珍しく人間の来訪者が現れた。 「———此処が最近現れたS級のダ…

大阪の女子みんな、ボクのことも女子だと自然に思ってくれてて嬉しい！ありがとう！これからもよろしく！

　人の体、頭部には巨大な2本の角を持つ山羊の顔。生気の無い金色の瞳が左右別々にギョロリを動いている。 　長くこの世界を生きているという正体不明の山羊頭の治癒術師。彼と行動を共にす…

その一言から全てが始まった。 リーダーの男と二人で冒険者パーティを組んでいる魔法使いの女、ティアは討伐クエストの帰りに男へと言葉をかけた。男は一瞬だけ目を見開き驚いた表情をしつ…

【東京創元社×カクヨム　学園ミステリ大賞応募作】 　私立葛望学園高等部の三年生・磐田清樹は、同じく一年生の弟・靖樹とともにゲーム実況でネットを賑わせていた。 　そんなある日、学…

冬だけが続く現実世界。 自然の面影は雪の下に埋まり、社会は科学化されていた。 冷たい景色とは裏腹に人々は幸福に暮らしていた。 けど、 主人公はそんな世界に飽き飽きしていた。 退屈…

これは、複数のボディと重なり合う世界を渡り歩くのが日常になった時代のものたちの動向を追った物語の物語。モチーフは『ユニバーサル・シエスタ』の"ひとつとなりしもの・シリーズ"を踏襲…

第1章：御者ベンの昔話 「俺は、ちょっと変わったやつと一緒に、この町を救った。それが俺の誇りだ」 　 　イサカの町は、ライティーザ王国の中でも指折りの商業とした。大河を挟んだ隣国…

生き方に正解なんてない。そもそも問題が出されていないのだから、そこを悩んでも答えが出るわけがない。ただそれだけの単純なことに気づくのに、私はどれだけ悩んだことでしょう。 うつ病…

「ちょっとコンビニ行ってくる」程度の感覚で、人類を滅ぼそうとする上位存在さんに愛される話です。 一応↓の作品の続きみたいな感じですが、整合性も特にとっていないので、今回だけ読ん…

みすずは悩んでいた。 高校に進学し、中学の頃からやっていた吹奏楽をこれからも続けるのか否か。 みすずが吹奏楽の世界に入るきっかけとなり、今もなお憧れの存在である廉方ひよ子。 いつ…

夜を扱う魔術師は、ただの人間が長命で強大な力を持つ魔女に寄り添うことの意味を知る。 その人間はこれまで魔女の時波（うんめい）に鮮烈な物語を刻んできたはずだ。そしてこれからも刻み尽…

俺たちはこれから就活して社会人になる。まもなく全てが変わってしまう日常も、関係も……。

【第31回電撃大賞　電撃小説大賞　短編部門応募中】 ※以下、結末までを含んだあらすじです。 魔王を討伐した勇者ジゼル、二十八歳。 今後の身の振り方を考えていたとき、幼なじみで辺…

シトシトと降る雨と煙る街。 僕たちはこれからどうしていこうか？

顔も声も何も知らないし、これから会うことだってなかった。 恋でもないし、友達でもないし、同級生でさえないけど。 でも。でも。でもさあ、 僕はアナタを泣くほど愛していました。 …