このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(336文字)
そんなに強豪校ではない。そんな吹奏楽部に一人の女の子が入部届を出すまでのお話です。実力ある友達への憧れ、自分の実力への不安。どうして十代の頃は、ささやかな気持ちの揺れのひとつひとつが、あんなに大きな事件だったんだろう。そんなことを思い出させてくれます。