「悲恋（？）」を含む小説

港までつづいている/このメインストリートは/川である むかし　むかし/ふたりのおとこに求愛された女の/かなしみが流れた/川だったと詩人は歌っています（詩集：神戸市街図　たかはら　…

戦場を抜け出した少女と青年。言葉の通じない二人は、小舟に乗って脱走の旅へ。クラシック音楽、チャイコフスキー作曲、『舟歌』を基にした短編小説。

桐一葉。――“滅びの予兆”―― それが、あの人があたしに名付けた名だった。

　本来ならば反目しあうはずの二人の少女は、前世の記憶を思い出したことにより、手を組むことを選ぶ。 　悪役令嬢のシルヴィアとヒロインのハルカは死亡フラグの乱立する乙女ゲーム、『君と…

結婚を間近に控えた主人公は、誰にも言えない気持ちを抱えていた。何度も折り合いをつけようとしてきたのに、どうしようもない自分に罪悪感が募る。そこに舞い込んだ告白。人生の転機を前に揺…

何不自由なく暮らしてきた富裕層の主人公。かぐや姫のごとくあれこれ難癖をつけては婚約を拒否し続けてきたが、ついに１週間後に結納を迎える。彼女が嫁ぎたくない理由とは。そして求める本当…

四堂鋼太朗は生まれた時から『力』を持っていた。 しかしある出来事を境に『力』から逃げるように私立宝條学園へと転入する。そこで鋼太朗が出会ったのはかつての幼馴染み。 『彼』との出会…

愛したそのひとは、吸血鬼だった。 それでも「私」はそのひとを愛した。 けれど、この胸の内にある「愛」は、吸血鬼の能力によって生じたまがい物ではないだろうか？ 「私」の心に疑念が…

「そこは、本当に不思議な街だった。朝も、昼も、夜もこない。ずっと夕焼けが広がっている……そんな場所に、俺はいたんだ」 アイコはカズトから奇妙な話を聞き、共にその不思議な世界に向…

ミヒャエル・ゾーヴァを偏愛する彼女。 彼女の描く油絵と画溶液に囲まれて暮らす僕は、きっと彼女を偏愛している。 僕は、彼女も僕も満たされればそれで良いと思っているのだ。 絵を描く…

　35歳独身、柏木陵。一流会社勤めに勤めるイケメンサラリーマンである。 　彼の学生生活は唯一無二の親友との青春で満ちていた。その彼との楽しかった短い学生生活の一部始終を……。 …

深い深い森の中に一つの屋敷、窓から覗く可憐な少女 そこに何かを抱えた男が現れるーーーー。

バスケの強豪に所属する御厨零音は、かつての相棒・水鏡悠也と再会を果たす。 だけど、零音にはもう恋人がいて…？ 悲恋の物語『Lost』の、もう一つのストーリー。

なんの前ふりもなしに死んでしまった、恋人バレン（16歳）を追って、シア（13歳）は異世界に49日間だけ転移する。 そこで語られた彼と彼女の真実とは――!?

僕っ娘のぼくと、二重人格の彼、歪な二人が出会って恋をした。 それは、とてもあり得なさそうで、でも、手探りで近づいていく、 普通の恋なのかもしれない。

私は自惚れていたのね。 ＊バッドエンドです。お気を付けください。

　天涯孤独の身の上の少女ユーディア。まるで見えざる者に『呼ばれた』ように、小さな島国、王国セクヌアウスに辿り着く。 　そこで国王であるレイヴァンと逢瀬を重ねて、ついには王妃になり…

よく晴れた日に、少女は隣の家の屋根に傘をさして立っていて、僕はそれをベランダから眺める。 ☆エブリスタにも掲載　三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第103回「傘」参加作品