傍らにある戦争を感じながら、静かに進められる逃避行。泥と血に塗れた青春であるからこそ、想い出の美しさと儚さが、一層際立つ作品だと感じました。描写は濃淡のバランスが良く、活字慣れしていない人でも素直に楽しめる文章です。
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