「また明日」を含む小説

明日の朝、日の出の時間にアメル山のてっぺんに行こう。 彼がそう言ったのは、真冬の寒い日のことだった。 切ない短編ソフトSF -------------------------…

現レンジャー部隊員の主人公ヒビキ（28歳男）の目が覚めると世界は一変していた。全てがキノコに覆われた世界。自らの体も小学生ぐらいの少女の体になっており、世界を徘徊するのは下半身女…

　狂人は未来を語るらしいが、私はそのためにこそ故きを温ねることを必要とする。老いて現在を分析する者などにはなりたくない。私は常にトリックスターでありたい。 　明日を思い煩うのは私…

俺の名は、木島達郎。職場で受けたストレスのせいで退職し、現在絶賛無職中の３０代の独身男性だ。 そんな俺の元に、ある日、20年間行方不明だった幼なじみの依知川梢が、なぜか17歳の女…

都内の海岸に流れ着いた小さな舟。 溢れんばかりに敷き詰められたスイートピーに飾られるように、一人の女性が安らかな表情で死んでいた。 その遺体は何日経っても腐敗せず、綺麗なままだ。…

生まれつき不幸に愛されて、おかげで人にはあんまり愛されない私、八岐紅紫名（やまたくしな）。 そんな私は、昔からときどき記憶が曖昧になることがある。 それはどれも誕生日の日で、命…

彼女が目覚めたのは、暗い洞窟の中だった。どうしてこんな所にいるんだろう、そんなことを思う彼女の中に、強烈な飢餓感が沸き上がってきた。何でもいいから今すぐ食べたい……辺りには自分と…

　スマホのメッセージアプリに知らない人からメッセージが入ってきた。 『明日、会える？』・・・

私が10年ほど抱えている少しおかしな腰痛の話。ノンフィクションです。 ※病気の描写があるので苦手な方はお控えください。

　時は2059年。 　世界は平和に包まれていた。 　もちろん、世界のどこかでは戦火があがり、また飢餓や貧困、病気に苦しむ者もたくさんいる。しかし、それは概ね２１世紀初頭とまったく…

　平凡な日本人サラリーマン、賢人。 　半ばブラックなコンサルタント事務所の中間管理職として日々働く彼は勇者召喚によって異世界に召喚されてしまう。 　そこは人間が滅んだ世界。エルフ…

　もとはとある「忘れもの」を題材とした短編コンテストの応募作 　お題にちなみ、〝忘れもの〟にまつわるノスタルジーな学校の怪談風心霊ホラーにしてみました。 〈あらすじ〉 　忘れ物…

純情な少年のお話です。

学校帰りになずなの三味線を鳴らし、お空の祖母と話します。

「とうとう明日はバレンタインだなぁ」 幼馴染の森本司と私（水木）は、互いの想い人について語っていた。 私は同い年の女子医学生、美野沢花澄に好意を寄せていて、バレンタインの当日にデ…

20年の腐れ縁に別れを告げることにした"僕"。彼女を呼び出し話を進めていこうと言い出したものの、相手の感情に惑わされてしまう。2人は別れることはできるのだろうか。

いわゆる自薦歌集です。 夕日隠少年哀歌集からしたら前向きな歌が多いと思います。 もちろん、暗い歌もありますが、基本希死念慮に抗おうと模索するような歌を詠みます。

カクヨム文芸部公式自主企画ピックアップ作品 破られた約束 終わりに向かう関係 雨と一緒に流れてしまえ この想いも 希望のない明日も 卑怯な私も 全部

少し特殊な出自を持つ男子高校の亜月日々（あづき　ひび）は自分自身に生きるべき理由がないと考えていた。生きることに執着しない日々が、今なお生きている理由として、自分を救ってくれた二…

◇あらすじ◇ かつて仲の良かった友人達が集まる同窓会。居酒屋の個室で待つ彰良の前に現れたのはしかし見知らぬ人物。姿の変わった友人に戸惑いながらも、旧交をあたためる二人。そして予定…